日本航空(以下、JAL)と全日本空輸(以下、ANA)の航空2社はこのほど、お盆期間中(8月8日~17日)の予約状況を発表した。一部人気路線では予約率が前年を上回ったものの、原油高などの影響を受けて、各社の提供座席数・予約数ともに減少傾向にあるという。

国内線を見ると、JALの期間中の予約数は約126万2,400人で、前年比99.3%。提供座席数・予約数は減少しているが、予約率では前年を上回ると同社では語る。ピークは下りが、8日~10日。上りは、16日と17日の両日。需要が高い一部の便を除けば、今からでも十分予約できるという。

ANAの国内線予約数は約146万7,000人。前年比99.4%だが、搭乗日の28日前までに予約すると割引される「旅割」が好調で、前年比382.7%の18万8,000人が予約したという。特に北海道と沖縄線が好調とのこと。下りのピークは、8日、9日、13日。上りは、16日と17日の両日。

一方国際線では、JALの日本発が約19万4,500人(前年比88%)、日本着が約19万3,400人(前年比93.1%)。提供座席数減少のため実績は前年を下回っているが、米大陸線、ハワイ線、グアム線、台湾線は好調で、いずれも昨年を上回っているという。ただし北京オリンピックが開催される中国路線では提供座席数を増やし前年度100.4%としたものの、予約率は43.7%にとどまっている。ピークは、出国が9日と10日、帰国が15日~17日。

ANAの国際線予約数は、約14万1,000人(前年比98.5%)。アジア方面が前年比122.1%増で好調だという。出国ピークは9日、帰国ピークは16日と17日の2日間になるとのこと。