ホンダは、現地時間の7月22日より開催されているロンドンモーターショー(正式名称:ブリティッシュ・インターナショナル・モーターショー)に、オープンスポーツのデザインスタディモデル「OSM(オープン・スタディ・モデル)」を出展した。

ホンダ「OSM(オープン・スタディ・モデル)」

OSMは「クリーン&ダイナミック」をコンセプトに、ドイツのオッフェンバッハにあるホンダR&Dヨーロッパのデザインスタジオで制作されたもの。ただし、完全なモックアップで不動車とのこと。流麗なスタイリングとダイナミックな走行性能に加え、優れた環境性能も提供する2シーターオープンスポーツカーのデザインスタディモデルとしている。デザインの特徴は、スムーズな曲線とシャープな直線を融合し、空力特性に優れたエクステリアデザイン、ボンネットからホイールアーチまで伸びボディと一体化したヘッドライト、スポーティな雰囲気を演出する、シフトノブに配置されたエンジンスタータースイッチなど。なお、トランスミッションはセミシーケンシャルタイプが想定され、タイヤサイズは19インチが装着されているという。

そのほか、写真から見られる特長としては、ブレンボロゴ入りフロントブレーキキャリパー、レカロに似たバケットシートなど同社のタイプRに似た特徴が挙げられる。また、S2000に似たフロントグリル形状、LED式ヘッドライトやセンター1本出しマフラー、インストルメントパネルでは、現行シビックに似た分離されたタコメーターとスピードメーター、シフト用パドルを備えたステアリング、クルーズコントロール機能を備えたステアリングホイール、2ペダルATであることなどが伺える。

OSMサイドビュー。掲載している画像ではわかりにくいが、フロントホイールの隙間からはブレンボロゴが見える

リアビュー。大型テールライトとセンターマフラーが見える。ウイング等は備えていない

インストルメントパネル。デザインスタディモデルにしては地味なパネル周り。このまま市販されてもおかしくないくらいだ