コンチネンタル航空とユナイテッド航空はこのほど、両社間で包括的業務提携を締結したことを発表した。コンチネンタル航空はこれに伴い、現在加盟している航空連合「スカイチーム」から脱退し、すでにユナイテッド航空が所属している世界最大規模の航空連合「スターアライアンス」に新たに加盟する予定だという。

両社は数週間に渡り、従来行ってきたコードシェア運航よりもさらに効率化と相乗効果が得られる方法について共同で検討してきたとのこと。特にマイレージ・プログラム、空港ラウンジ、設備、情報技術、調達などの分野での提携を中心に検討を行った結果、全路線規模でアライアンスを結び業務提携を行うことで原則合意し、このたびの包括的業務提携に至ったとしている。

両社はアメリカ国内において重なる路線が少なく、提携によって路線が全米に拡大することになる。このため、顧客利便性の向上や収益拡大、コスト削減、業務の効率化などが最大限に図れるとの考えだ。

この提携により、コンチネンタル航空のワンパス、およびユナイテッド航空のマイレージ・プラス会員はどちらの航空会社を利用してもマイルを獲得できるようになるという。また、各空港に設置された両社の空港ラウンジの相互利用も可能になるとしている。