中部テレコミュニケーション株式会社(以下CTC)と財団法人名古屋みなと振興財団(以下みなと振興財団)は、名古屋港水族館の海洋生物をライブ映像で配信するサービス"コミュファ光 水族館"をスタートさせた。自宅にいながら水族館の映像をリアルで楽しむことができる映像配信だ。

昼の明るい時間帯なら、PC上でこのように明るい画像を見ることができる

光インターネットサービス"コミュファ光"を提供するCTCと名古屋港水族館を管理運営するみなと振興財団がコラボレートした"コミュファ光 水族館"では、特設カメラや普段飼育員が使用している定点カメラなどで名古屋港水族館にいる海洋生物たちの映像をとらえ、光インターネットならではの安定した高画質な映像を"コミュファ光 水族館"のホームページにアクセスすれば無料で楽しむことができる。

5月30日から名古屋港水族館のライブ映像配信をスタートした"コミュファ光 水族館"のトップページ

現在は「サンゴ礁の海」、「黒潮水槽」、「ペンギン水槽」、「ウミガメ水槽」の4コーナーが稼働中。「サンゴ礁の海」では、カラフルで多種多様な小魚、大きな口をもつ巨大魚タマカイ、優雅に泳ぐマダラトビエイ、頭の形から"ナポレオン"と呼ばれるメガネモチノウオなどを見ることができる。自然の光で時間によって明るさが変化していく様子も見どころだ。

「黒潮水槽」では、大洋を回遊するクロマグロ、力強い泳ぎをするカツオ、群れをつくって身を守ろうとするマイワシの様子を見ることができる。12時にマイワシのエサを水中で撒き、マイワシの群れが変幻自在に形を変えていく様子は一見の価値あり。群れが渦を巻くように泳ぐ姿は、まさに"竜巻"(トルネード)のようだ。

竜巻のように泳ぐマイワシ

「サンゴ礁の海」イチオシのメガネモチノウオ

また、「ペンギン水槽」では、南極大陸とその周辺の極寒な場所でしか生息しないエンペラーペンギン、アデリーペンギン、ヒゲペンギン、ジェンツーペンギンの映像を楽しむことができる。そして、「ウミガメ水槽」では、5~7月に見られるウミガメの産卵に注目。ウミガメの産卵は、閉館時間中の夜間に行われるため、これまで水族館で見ることは叶わなかったが、今回の企画でインターネットを通して見ることが出来るので、是非ともアクセスしてリアルタイムで産卵前後のウミガメの様子を見てほしい。

ペンギンの中で最大種のエンペラーペンギン。若干メタボ?

ペンギンの中で最も速く泳ぐことができるジェンツーペンギン

産卵期を迎えるアカウミガメ。太平洋側の日本でも産卵が行われる