「TVアニメーション『CLANNAD』もうひとつの世界 智代編」上映会が開催

東京・横網のKFCホールにて5月31日、TVアニメーション『CLANNAD』のヒロインの1人、坂上智代にスポットを当てた「もうひとつの世界 智代編」の上映会が行われた。本作は原作ゲームの智代ルートをアニメ化したもので、古河渚をメインヒロインにおいたTVアニメ本編とは全く別のストーリーとなっている。

「もうひとつの世界 智代編」はTVでは放送されていないこともあり、1,300人の応募の中から抽選で選ばれた400名が会場に詰め掛けた。本編上映前には、智代役の桑島法子のビデオメッセージが大型スクリーンに映し出され、会場に集まったファンへ感謝のメッセージを送った。

約30分間の本編上映のあとは、来場者には秘密にされていたトークイベント「『CLANNAD』男祭り 弐 あっと両国」がスタート(ちなみに前回は東京国際アニメフェア 2008にて開催)。主人公・岡崎朋也役の中村悠一と、朋也の友人・春原陽平役の阪口大助がステージに登場すると、会場からは驚きと喜びの声があがった。

中村、阪口の誘導で再びスクリーンには桑島法子からのビデオメッセージが上映され、中村に対して「もてる役を演じることが多い」、阪口に対しては「事務所の先輩で、共演できたことが嬉しかった」とコメント。さらに今回、物語の重要な役であるにも関わらず名も無き"生徒"役を演じた福山潤に「(あの"生徒"を演じられるのは)彼しかいない」と賞賛の言葉をおくっていた。

これらのコメントに対して中村は、「(福山が)意地悪な生徒役がぴったりだと言われて、へこんでいた」と暴露。さらに阪口との掛け合いでも「どの役より合っている」「代表作をこれに変えたほうがいい」などと発言し、会場は笑いの渦に包まれた。

その後、TVシリーズのメインヒロイン・古河渚役の中原麻衣からのビデオメッセージが映し出され、「智代編の収録が終わったあと、智代が好きになった」と洩らした中村に対して、「あの言葉、忘れません」とコメント。中村が焦る場面も。さらに石原立也監督の「『CLANNAD AFTER STORY』制作中です」とのメッセージも紹介され、2人の話題はストーリーの予想に。「コロニーを落とす」などの発言に会場は大爆笑。次のイベントゲストは誰にする? という話では、緑川光(芳野祐介役)、置鮎龍太郎(渚の父親・古河秋生役)などの名前も挙がり、男祭りを続けていく決意を伝えイベントは終了となった。

なお、「もうひとつの世界 智代編」は、7月16日に発売される『CLANNAD』DVDの第8巻(最終巻)に収録される。販売元はポニーキャニオンで、価格は7,980円(初回限定版)。会場に惜しくも足を運べなかった人は、ぜひこちらで楽しんでいただきたい。