ニセコ東山プリンスホテル 新館(北海道虻田郡)は7月1日、ホテル名を「ヒルトンニセコ ビレッジ」と名称変更し、リニューアルオープンする。また、ニセコ東山プリンスホテル 新館はプリンスホテル事業を手がける西武ホールディングスが運営していたが、新施設の運営は世界的なホテルチェーン、ヒルトンホテルを展開するヒルトン・ホテルズ・コーポレーションが行う。

総客室数506室を予定している「ヒルトンニセコビレッジ」。近年、ニセコには国内外からの旅行客が急増しているという

"デラックスリゾートホテル"と銘打たれた同ホテルは、数百万ドルの改装費を投入され「コンテンポラリー&シックなホテル」をテーマにリニューアルする。ロビーのデザインを手がけるのは、「ザ・ペニンシュラ東京」(東京都千代田区)のインテリアデザインを担当した橋本夕紀夫デザインスタジオ。日本最大級のガス暖炉が、地上3階の高さの天井から吊り下げられるなどラグジュアリー感を高める演出が施されるという。

窓からも雄大な自然風景を楽しめる ※客室イメージ

またレストラン&バーには、窓から羊蹄山を臨む壮大な景色が楽しめるバー&グリル「メルト」、鉄板焼きや寿司など日本料理を味わえるジャパニーズダイニング「レン」など多彩な選択肢を用意。もちろん、施設内にはスパやフィットネスセンター、自家源泉かけ流し温泉・露天風呂なども備えられており、充実したリラックスタイムを提供してくれるはずだ。

また、ニセコは世界有数のパウダースノーに恵まれたリゾート地として有名だが、同ホテルでは、"プレミア・オールシーズン・マウンテンリゾート"をコンセプトとし、冬だけではないニセコの魅力を打ち出すと述べている。「ニセコアンヌプリ山麓のリゾートエリア『ニセコビレッジ』の中核となる同ホテルは、さまざまなアクティビティのベース基地となります」とニセコビレッジ マーケティング担当支配人 ルーク・ハッフォード氏は話す。

「ニセコビレッジスキーリゾート」。初級者から上級者まで楽しめる22のコースが設定される

例えば、スキーシーズンにはホテル直結の6人乗りゴンドラや、専門スタッフがスキー用具預かりからブーツ乾燥までをサポートする「スキーコンシェルジュサービス」などのサービスを提供する。一方、春~秋のグリーンシーズンには、ニセコビレッジ内に設けられたゴルフや乗馬、テニス等のアクティビティを提案するという。中でも注目は、新アトラクションを追加して6月1日に開業する自然体験ゾーン「PURE」(ピュア)だ。もともとゴルフコースだった広大な敷地でツリートレッキングやサイクリング、熱気球体験といった「家族の絆を深めるアクティビティ」(ハッフォード氏)が展開される。雄大な自然に囲まれたニセコならではの四季折々のアクティビティをぜひ体験したいものだ。

ホテルに隣接する「ニセコビレッジゴルフコース」と、伝説的なプロゴルファーであるアーノルド・パーマーがデザインした「ニセコゴルフコース」が用意される

家族で楽しめる自然体験ゾーン「PURE」。特殊なエアバッグを使い綱渡りや空中ブランコに挑戦するアトラクションも

なお、リニューアルオープンを記念したスペシャルプラン第1弾として「ゴルフ パラダイス」が7月15日~8月23日まで期間限定にて実施される。プランには、ゴルフ1ラウンド、朝食ブッフェ、チェックアウト15時の最大26時間ステイが含まれる。料金は、1泊2日で1万5,000円(ヒルトンルームにて2名1室利用時の1名料金)からとなっている。