フランスベッドメディカルサービスは、自宅で手軽に実施できる睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome、以下SAS)検査サービスの提供を開始した。検査は、同社が運営する健康・睡眠・メディカルショップ六本木店にて受け付ける。検査料金は、5,250円。

SASとは、睡眠時に無呼吸状態に陥る睡眠障害の一種だ。無呼吸は10秒以上の呼吸停止と定義されており、1時間に5回以上、または7時間の睡眠中に30回以上ある人がSASと診断。いびきに特有の状態が見られ、本人が症状を自覚することが難しいといわれる。日本の潜在患者は推定約200万人とされており、昼間に急な眠気を誘発し交通事故等を引き起こすケースも確認されている。

同検査は、指先から間単に血液酸素を測定できるパルスオキシメーターを使用するスクリーニング検査。検索の流れとしては、店で検査キットを持ち帰り、就寝前から起床まで検査を実施した後、店に機器を返却する。その後、機器のデータをもとに、協力医による判定結果を自宅に送るというものになっている。

アフターケアとして、症状が軽度の場合はSASやいびき軽減に効果があるといわれる"うつぶせ寝"や、関連商品などを紹介。重度の場合、精密検査が受けられる専門の医療機関を案内するという。忙しい現代人にとって、自覚にしにくいSASを自宅で簡単に検査することができ、スムーズに結果がわかる便利なシステムといえるだろう。