スズキは23日、子供用オフロードバイク「DR-Z50」を4月30日から発売すると発表した。価格は17万8,500円。対象年齢は7才以上で重量制限40kg以下。なお「DR-Z50」は競技・遊技用であり、公道走行はできない。

DR-Z50

「DR-Z50」は子ども向けのオフロードエントリーモデル。モトクロッサー「RM-Z」の血統を受け継ぎながら、乗りやすさを重視して新設計された車体は、バイク入門からキッズレースまで対応する。初めてギア付きの操作を体験する子供のために、レバー操作のいらない自動遠心クラッチを採用。最下段がニュートラルのわかりやすいボトムニュートラル、3速リターン式のシフトパターンとなる。搭載するエンジンは、空冷・4ストローク OHC 49cm3エンジン。4ストロークならではの中低速トルク特性に加え、欧米向けモデル「DR-Z70」同様の大口径キャブレター(MIKUNI VM13)を採用した。

子ども仕様として、大型のエキゾーストパイプ部分にカバーを装備。握り幅が調整可能なフロントブレーキレバーと、スロットル開度の上限を調整できるスロットルリミッターも採用。さらにスターターは、子供の時からキックに慣れるため、キック・セルフ併用式スターターを採用する。ボディカラーは、スズキ・モトクロッサーのイメージカラーである「チャンピオンイエローNo.2」を施した。

主な仕様は、全長1,320mm×全幅580mm×全高790mm、ホイールベース935mm、シート高560mm、車両重量54kg、空冷・4ストローク OHC 単気筒エンジン、排気量49cm3(ボア39.0×ストローク41.8mm)、最高出力2.9kW(3.9PS)/9,500rpm、最大トルク3.4N・m(0.35kg・m)/7,000rpm、タンク容量3L、タイヤサイズ:前後2.50-10 33J。