エンターブレイン発行のファミ通文庫にて刊行中の『狂乱家族日記』(作:日日日(あきら)、イラスト:x6suke(ぺけろくすけ))が、ついにアニメ化され、4月12日よりテレビ神奈川ほかにて放映される。同作は第6回「えんため大賞」の受賞作品で、原作の日日日氏は高校在学中に5つの新人賞を受賞した若手ライトノベル作家の注目株。作品自体も2005年にスタートして以来、本編シリーズが8巻と番外編が2巻、さらに"すぺしゃる"という形でムックも発売されている長寿タイトルで、男女問わず幅広い年齢層に支持されている。

今回は、番組の紹介と合わせて、出演キャストたちによるアフレコ後のコメントを一気に紹介。4月12日からの放送に向けて、期待感をさらに高めてみよう。

『狂乱家族日記』 - あらすじ
千年前に現れた破壊の化身「閻禍(えんか)」は、「千年後に自分の<>が世界に絶望をもたらす」という不吉な言葉を残し滅びていった。それから千年後、DNA鑑定の結果「閻禍の子供」の可能性のある人間・生物が複数発見された。そのどれが「閻禍の子供」であるかを確かめるため、ある作戦が決行されることになった。それは、「閻禍の子供」の可能性のある者を家族として共同生活させるという「なごやか家族作戦」。大日本帝国超常現象対策局対策一課行動部隊長である乱崎凰火は、この作戦に「父親」として強制参加させられる。

出演キャストによるアフレコ後のコメント

アフレコ後の取材に答えてくれた出演キャストのみなさん

質問内容
1) 原作小説『狂乱家族日記』の印象やご感想は、どのようなものでしたか?
2) 演じられたキャラクターの第一印象を教えてください。
3) 『狂乱家族日記』を知らない人に、ご担当のキャラクターの魅力を教えてください。
4) 最後に、アニメ放映を楽しみにしている読者に、メッセージをお願いいたします。

乱崎凶華
みだれざき きょうか

乱崎凰火
みだれざき おうか

乱崎銀夏
みだれざき ぎんか

乱崎家の母親。本名キョウキァ=エアエリアエア。猫耳と猫の尻尾を持った少女のような外見をしている。他人の思考、感覚器官に介入し操作する「携帯電話」という特殊能力を使う。「なごやか家族作戦」に参加以前は地下帝国シャングリラにて神と崇められていた

乱崎家の父親。本編の主人公的な存在。大日本帝国超常現象対策局対策一課行動部隊長の任を負う

乱崎家の長男。本名黄桜銀一(きざくらぎんいち)。極道の家系に生まれたが、父の行動に反発し家出をした。乱崎家では数少ない常識派であるが、実はオカマちゃんで、女性口調で話をするが、怒ると男口調へと変貌する

藤村歩(乱崎凶華役)
A1) にぎやかでスケールのとにかく大きな、と。巻き込まれる!って感じでした
A2) 出た!!……と思いました。後はひたすら圧倒されました
A3) 小さな悩み事なんて、どうでもよくなるくらいパワフルなところですね
A4) 小説の中であれだけパワフルに動き回っているキャラクター達が実際に画面の中で大暴れします!! 私も楽しみです! みなさんに狂乱家族のエネルギーをガツンガツン届けられるようにがんばります!!

近藤孝行(乱崎凰火役)
A1) ストーリー設定の段階で「おっこれは面白そうだな」と。読み進めて「やっぱりな」と思いました
A2) 不幸体質
A3) なんだかんだで良いお父さん。能ある鷹は爪を隠している人です。たぶん……
A4) のっけから目が話せないこの作品。難しい事を考えずにとにかく楽しんで下さい! 面白いですよ!!

藤田圭宣 (乱崎銀夏役)
A1) 嵐のようだ…が率直に出た言葉でした。銀夏役に焦点を絞って読む筈が直ぐに鳳火への感情が心の多くを占めました。あ、いや「愛するお父様っ!」という気持ちでなく同情心が
A2) イケメンのオカマさん。服装等の見た目から受けた印象では、ハードな人間を想像しました。しかし、実際は(あの中では)良識もありそうですし、ホッとしました
A3) 生い立ちや、過去の経験から成る性格と特質。あの家族の中での立ち位置そのものが、彼の魅力なのではないでしょうか?
A4) 凶悪だけれど、楽しい我が家のお話です。「色んな生き物がいて家族が成り立っている……」なんて、まるで地球のよう。(……キモ)楽しく笑えるお話ですので、皆様是非見て下さいね

乱崎帝架
みだれざき ていか

乱崎雹霞
みだれざき ひょうか

乱崎千花
みだれざき ちか

乱崎家の次男。本名シャクヤ。人語を解し話す事が出来るライオン。大日本帝国最西端の通称「サバンナ」で暮らしていた「褐色皇帝」の最後の血族。誇り高い性格であるが、凶華や優歌の行動によって尊厳を冒されつつある

乱崎家の三男。もともとは「閻禍の肉片」を利用して作られた生物兵器黒の十三番。様々な出来事と家族との交流をきっかけに人間らしい感情も芽生えつつある

乱崎家の長女。本名姫宮千子(ひめみやせんこ)。優歌の実の姉である。本来、乱崎家へ参加出来る資格はないのだが、優歌を姫宮家に連れ戻そうと画策し、失敗。その後凶華の力によって家族入りすることとなる

安元洋貴 (乱崎帝架役)
A1) 弾けているなと。でも、こういうの好きです。読み手がニコニコニヤニヤしちゃう感じ。たまらないですな(笑)
A2) ライオン……ですが、演じた結果礼儀正しく気のいいお兄ちゃんに(笑)
A3) 無骨な強者。気は優しくて力持ち。そんなこです。キュートなところがチョイチョイあります(笑)。そこを感じていただければ
A4) バタバタだけど平和。愛すべき作品になるように努力します。愛される作品になるよう魂こめます。期待してください。皆で応えます。マヂで

広橋涼 (乱崎雹霞役)
A1) まだ途中です。変わってるなぁという感じ。なんかわからないけど、ちょっと泣きそうになります。涙腺に刺激を受けると言うか
A2) 機械? ロボット? 子供?
A3) 殺戮兵器として生まれた悲しくてとっても優しい男の子
A4) まだまだ雹霞は私の中で謎ですが、大事に育てていきたいと思います。楽しみにしていてください。私は楽正直、かなり楽しみです

戸松遥 (乱崎千花役)
A1) 本当の血の繋がりではなく、閻禍の子供の可能性を含めたそれぞれ個性的な登場人物が、一つ屋根の下で乱崎家で日記を書きつつ、ドタバタしながら暮らすというストーリーが、とても新鮮で面白いなぁと思います。特に家族だけあって父や母といったポジションまで決まっている事が個人的に気に入っています
A2) 一巻では姫宮千子として妹の優歌(零子)を虐待する酷いお姉さんキャラで登場したため、第一印象はとても怖くて悪いお姉さんでした(笑)
A3) 千花は最初寂しさや羨ましさから優歌を虐げていた怖いお姉さんでしたが、根はとても良い女の子です! 本当は閻禍のDNAは入っていないと思うのですが、乱崎家の一員として良い味をだしているキャラクターではないかと思います。私は銀夏との絡みが好きです(笑)
A4) 乱崎千花役をやらせていただきます戸松遥です。狂乱家族というだけあって、毎日がドタバタで本当に見ていて飽きない家族だと思います。でも家族の絆はとても強いものなので、そういった家族の絆の強さ、それぞれのキャラクターが抱えている過去の事情、それらの事も楽しみに待っていただけたら嬉しいです。千花ちゃんの個性を精一杯引き立てられるよう頑張ります!宜しくお願いします!

乱崎優歌
みだれざき ゆうか

乱崎月香
みだれざき げっか

乱崎家の次女。本名姫宮零子(ひめみやれいこ)。鬼の一族と呼ばれる姫宮家で「孤独人形」という名のもとに虐待を受けたつらい過去を背負う少女。そんな過去を持つにもかかわらず、家族の中でも穏やかでやさしい性格をしている。「さっぱり」が口癖

乱崎家の三女。見た目はピンクのクラゲ。体の色で感情を表現して、なぜか高級食材しか食べず、文字を書くこともでき、海水を吸って巨大化するなど、本当にクラゲであるのか疑わしい……

花澤香菜 (乱崎優歌役)
A1) とにかくキャラクターが濃い! ふつうのキャラがいません。それぞれのキャラの過去のエピソードもあって、とてもおもしろかったです
A2) ぽやぽやしたかわいい子だなぁーと思いました。あと、なんでライオンに乗っているんだろう? と(笑)
A3) 優歌は過去に辛い経験もっているのですが、乱崎家に入ってとても楽しい生活をおくっています。やさしくて穏やかな性格が魅力だと思います
A4) 原作が好きな方も、まだ読んでいない方も、誰でも楽しめる作品だと思いますので、楽しみにしていてください! 頑張ります!!

佐藤利奈 (乱崎月香役)
A1) タイトルを聞いた時には驚いたのですが、小説を読んでなるほど納得。元々、日日日さんの作品が好きだったこともあり、わくわくしながら読んでますよ
A2) え!? クラゲ!? ……です(笑)
A3) 丸みを帯びた艶やかなボディと謎めいた生態
A4) なごやか家族作戦スタート! 動く乱崎家のみんなを楽しみに待っていてください。人生初のクラゲ役(?) 精一杯頑張ります!

TVアニメ『狂乱家族日記』主要スタッフ
原作/日日日●監督/黒田やすひろ●シリーズ構成/池田眞美子●キャラクター原案/x6suke●キャラクターデザイン/古賀誠●美術監督/館藤健一●撮影監督/菅原徹●色彩設計/鎌田千賀子●音楽制作/ランティス●音響監督/明田川仁●アニメーション制作/ノーマッド
TVアニメ『狂乱家族日記』主要キャスト
乱崎凶華/藤村歩●乱崎凰火/近藤孝行●乱崎銀夏/藤田圭宣●乱崎帝架/安元洋貴●乱崎雹霞/広橋涼●乱崎千花/戸松遥●乱崎優歌/花澤香菜●乱崎月香/佐藤利奈 ほか

放送局と放送開始日

テレビ神奈川 4/12(土)25:00~
チバテレビ 4/16(水)25:30~
テレビ埼玉 4/17(木)26:00~
テレビ大阪 4/18(金)26:35~
TVQ九州放送 4/12(土)26:40~
テレビ新広島 4/16(水)25:35~
東海テレビ 4/17(木)27:35~
AT-X 4/14(月)9:30/20:30・4/17(木)14:30/24:30(再放送)

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