『インデペンデンス・デイ』、『デイ・アフター・トゥモロー』で知られるローランド・エメリッヒ監督の最新作『紀元前1万年』のLAプレミアが5日(現地時間)に行われた。会場となったロサンゼルスのチャイニーズ・シアターには大勢のファンが駆けつけ、監督や主演のカミーラ・ベルらが到着すると、レッドカーペットは大歓声に包まれた。会場にはテニスプレーヤーのマリア・シャラポワも駆けつけた。

この映画の制作に2年半も関わったというエメリッヒ監督。作品の見どころについて聞かれると「今まで見たことのない世界に観客を迷い込ませることだね。それといくつか大きな驚きが待ってるんだ。ぼくもはいつも観客を驚かせるのが好きなんだ。」とコメントした。

日本の観客に「この作品も大ヒットすることを期待しているよ」とエメリッヒ監督

ワイルドな面立ちのスティーブン・ストレイト。コメントでは「アメイジング」を連発!

主演のスティーブン・ストレイトは、インディペンデント映画への出演がきっかけでこの作品に抜擢された若手俳優。大規模なプレミアについて「このサイズは初めてだね。アメイジングだよ!」と興奮ぎみに話す。"マンモス・ハンター"の役作りについて「かなりのフィジカル・トレーニングをやったね。全て一から作り上げないといけなかったんだ。なにも見本となるものがなかったからね。」と答えた。

ヒロインのエバレットを演じたのは、若干21歳にして国際的に活躍する実力派女優、カミーラ・ベル。エメリッヒ監督の作品に出演することについて「スペシャル・エフェクトは素晴らしいし、ストーリーは生き生きしているし、彼は本当にこういった映画をどうやって作るかを心得ているの」とその手腕を絶賛した。

ヴォーグ誌の2006年ベストドレッサーに選ばれたというカミーラ・ベル。エキゾチックなドレスを着こなす

マリア・シャラポワもドレス姿で出席。華やかなプレミア会場は盛り上がりを見せた

主演2人のキャスティングについて監督は「ぼくは最初からこの映画にはあまり顔が知られていないけどいい役者が必要だって思っていたんだ。彼らのキャスティングについてはとても誇りに感じているよ。」と満足な様子だ。

ダイナミックな視覚効果を壮大なスケールで用い、見る者を驚かせてきたエメリッヒ監督が、この作品で描くのは、はるかな過去の世界だ。マンモスの毛1本までをリアルに作り上げたCG、映画史上最大規模というセットなど、圧倒的な映像の中でアドベンチャーストーリーが展開する。3月7日に全米公開となった同作は、日本ではゴールデンウィークとなる4月26日より全国で公開される。

『紀元前1万年』

『紀元前1万年』は4月26日より丸の内ピカデリー1他全国ロードショー。配給はワーナー・ブラザース映画

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