PowerPoint 2008で作成したスライドを印刷するときは、状況に応じて印刷方法を切り替えた方がいい。1ページに複数のスライドを印刷したり、スライドの見出し部分のみまとめて印刷したりすれば、スライド各ページを1枚の紙に印刷するオーソドックスな方法に比べ紙を節約できるなどのメリットがある。

印刷対象を指定すれば、紙資源のムダがない

PowerPoint 2008の印刷対象には、表1に挙げた種類がある。特に、1ページに2~9枚のスライドをまとめて表示できる「配布資料」は、紙の節約につながるだけでなく、一度に複数のスライドを眺められるのでプレゼンテーションの流れを把握しやすい。Wordで作成した文書では難しいかもしれないが、PowerPointのスライドは一般的にフォントサイズが大きいため、1ページに4枚程度をまとめるのであれば、内容の識別も容易だ。

■表:PowerPointの印刷対象
スライド スライドを印刷する
配布資料 複数のスライドを1枚のページにまとめて印刷する
ノート スライドの補足情報 (プレゼン実行時の自分用のメモ)を印刷する
アウトライン アウトラインタブに表示される内容を印刷する