PowerPoint 2008では、スライドに動画を挿入することができる。メニューバーから[挿入] → [ムービー]を選択、目的のムービーファイルを選択すると、現在表示しているページに動画が挿入される。

動画を挿入すると、再生開始の条件について尋ねられる

そのとき、「スライドショーでビデオを再生しますか?」と尋ねられるので、[クリック時]と[自動]のどちらかのボタンをクリックすること。"クリック時"を選択すれば、「オブジェクトの動作設定」オプションでクリック時の動作が「再生」に設定され、スライドショー時に動画のサムネイルをクリックすると再生が開始されるようになる。「自動」を選択すると、スライドショーでそのページを表示すると自動的に動画が開始される。挿入後に動画の再生条件を変更したい場合は、書式パレットの「ムービー」項を利用するといい。

挿入した動画は、「書式パレット」で再生条件を変更できる

なお、Windowsユーザ向けにも配布する可能性がある場合は、QuickTimeムービーではなく、MPEG-2 / 4、あるいはAVI形式のムービーを使用すること。QuickTime自体はWindows版が存在するが、Windows版OfficeはQuickTime非対応だからだ。MPEG-2 / 4 またはAVI形式のムービーであれば、PowerPointパッケージとして保存すると、Windowsユーザでも利用できる動画付きプレゼンテーションファイルになる。