今回は、Apple TVで今見ておきたい注目作と、押さえておきたいおすすめのオールタイムベストをご紹介します。
連休に家でダラっと過ごすなら、動画配信は欠かせません。Apple MusicとiCloudのために「Apple One」をご利用中なら、Apple TVを観なくてはもったいないですよ。今回は、Apple TVで今見ておきたい注目作と、ハズレなしのオールタイムベストをご紹介します。
愛すべき"映画を愛する人々"のコメディ「ザ・スタジオ」
「ザ・スタジオ」は、架空のハリウッド映画スタジオを舞台に、業界ネタと本人出演を山盛りにしたゴージャスなコメディドラマです。主演のセス・ローゲンが、エグゼクティブプロデューサー、監督、脚本の4役を務め、2025年の第77回プライムタイム・エミー賞では、コメディシリーズ部門で作品賞・主演男優賞はじめ史上最多の13部門を受賞しました。
映画史やハリウッド事情に詳しくなくても大丈夫。食えない上司のとのやり取り、組織内部の駆け引き、目立ちたがり&爪痕残したがりなど、会話劇とシチュエーションの切れ味でまずうならせてくれます。
映画好きなら、マーティン・スコセッシやロン・ハワードが本人役で出演していたり、そのロン・ハワードが作中で撮った映画の主演がアンソニー・マッキー本人役だったり、(Apple TVなのに)NetflixのCEOテッド・サランドスが出てくるなど、現実との混じり具合も楽しめるポイントです。
もうひとつ特徴的なのが、1つのシーンを最初から最後までカメラ1台で撮影する「1カット」の手法です。撮影者がiPhoneを手に被写体を追い回しているようなライブ感を印象付けており、特に第2話「長回し」はそれを極めた1本です。
難しい1カット撮影に挑む制作現場のドタバタを、27分間の1カット撮影で追うというスリリングなメタ視点は、シリーズ一番の"見せ話数"と言って過言ではありません。クリエイターのこだわりに敬意を示しつつ、皮肉や自虐を加えて笑いに転換する、この作品のコンセプトを体現していると言えるでしょう。
酷すぎて笑える"業界らしさ"も描かれますが、この作品に登場する人々はみんな「映画が大好き」という一点で大きすぎる熱意を抱えていて、それが無尽蔵のおかしみを生み出す源泉になっていることが一番の魅力です。
1エピソード30分前後(第1話のみ47分)、1話完結なのも見やすさのポイント。すでにシーズン2が決まっており、マドンナ出演のウワサがあるなどさらに豪華な展開が期待されています。
「ザ・スタジオ」
<出演者>
セス・ローゲン(マット・レミック)
アイク・バリンホルツ(サル・サパースティン)
キャサリン・オハラ(パティ・リー)
キャスリン・ハーン(マヤ)
<スタッフ>
脚本・監督・製作総指揮:セス・ローゲン/エヴァン・ゴールドバーグ
今こそ一気見! おすすめの歴代傑作ドラマ
2019年11月にサービスが始まったApple TV。作品数が増える一方で選ぶためのガイドは少なめで、何を観るべきか迷う方も多いのでは。そこで、内外から評価の高い「ハズレなし」作品をピックアップしました。初めて観る方はここからどうぞ。
「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」
Apple TVで絶対に見ておきたいのがこの作品。米大学フットボールのコーチだったテッド・ラッソが、なぜか英国プレミアリーグで弱小チームの監督を務めることになるのですが……。その理由は? 顛末は?
視聴者を訳のわからない状況に放り込み、わからないなりに付き合っていくことで主人公と同じ歩みで少しずつ手応えを得ていくという、目に見えるドタバタ感とは相反する丁寧な展開が秀逸です。
例えるなら、コメディというパン生地に人間ドラマの餡を詰め込んだ極上のあんパン。相乗効果のマリアージュが最高です。シーズンが進むにつれて(おそらくヒットで予算が増え)サッカーの試合シーンがゴージャスになっていくのも見ものです。
内容的にはシーズン3でキレイに完結していますが、なんとこの夏にシーズン4の配信開始がアナウンスされました。今のうちに追いついておきましょう。
「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」
<出演者>
ジェイソン・サダイキス(テッド・ラッソ)
ハンナ・ワディンガム(レベッカ)
ブレンダン・ハント(ビアード)
ブレット・ゴールドスタイン(ロイ)
ジュノー・テンプル(キーリー)
<スタッフ>
脚本・制作総指揮:ジェイソン・サダイキス/ビル・ローレンス
「窓際のスパイ」
Apple TVで最長のシーズン5まで続いている超人気作品。話の中心にいるのは、MI5(英国情報局保安部)の落ちこぼれを飼い殺しにする部署・通称「スラウハウス」に左遷された、若き局員リバー・カートライト(ジャック・ロウデン)と、小汚くて怠惰な上司、ジャクソン・ラム(ゲイリー・オールドマン)。連休を全部使えばシーズン5まで一気見できるかもしれません。
愚鈍に見えて実は切れ者のおじさんが組織トップの首に縄をつけているなんて話、嫌いな人はいませんよね。手柄欲を含む正義感で空回りする若手を横目に、ダルそうに裏で手をまわすおじさんも最高です。
ちなみに主演のゲイリー・オールドマンは、シーズン2撮影中にこの役を最後に引退することををほのめかす発言をしていたようですが、この人気ではまだ終わらせてもらえなさそうです。
「窓際のスパイ」
<出演者>
ゲイリー・オールドマン(ジャクソン・ラム)
ジャック・ロウデン(リヴァー・カートライト)
クリスティン・スコット・トーマス(ダイアナ・タヴァナー)
<スタッフ>
監督:Adam Randall
製作総指揮:イアン・カニング/ハカン・クーセッタ/ジェイミー・ローレンソン
「ザ・モーニングショー」
米国テレビ局の看板番組「ザ・モーニグンショー」を舞台に、キャスターのスキャンダルやポスト争い、組織の内幕などが描かれる、"ザ・海外ドラマ"な味わい盛りだくさんの作品。人間模様の濃厚さとアップダウンの激しい展開でApple TVサービス最初期から視聴者の心を掴み、2025年にはシーズン4が配信されました。
巨大メディア企業、しかもニュース番組が舞台なだけあって、「#MeeToo運動」やメディア倫理、多様性など、現代社会に関わるテーマが扱われているのも魅力の一つと言えるでしょう。シーズン4ではディープフェイクや陰謀論といったリアルタイムな問題にも切り込んでいます。もちろん、こうした作品に欠かせない恋愛模様も点在し、"ザ・海外ドラマ"をお腹いっぱい楽しめます。
「ザ・モーニングショー」
<出演者>
ジェニファー・アニストン(アレックス・レヴィ)
リース・ウィザースプーン(ブラッドリー・ジャクソン)
スティーヴ・カレル(ミッチ・ケスラー)
<スタッフ>
監督:ミミ・レダー
製作総指揮:シャーロット・スタウト/ミミ・レダー/マイケル・エレンベルク/リース・ウィザースプーン





