iPhone / iPod touchには、スケジュール管理アプリとして「カレンダー」が用意されている。iPhone / iPod touchを操作してイベントを作成することもできるが、パソコン側でふだんのデータ登録 / 管理作業を行い、iTunesで同期することにより転送することが基本的な使い方だ。

Entourage上で管理する各種データは、直接iPhone / iPod touchへ転送できないが、Mac OS X標準装備のカレンダーソフト「iCal」、またはネットワークサービス「MobileMe (旧.Mac) 」とEntourageを同期させることで、iPhone / iPod touchへ転送することができる。

設定方法は簡単、Entourageの環境設定パネルで「全般の環境設定」→「シンクサービス」を選択し、右側に表示されたパネルで「イベントと仕事をiCalおよび.Macと同期する」をチェック、[OK]ボタンをクリックすれば準備完了だ。なお、この「シンクサービス」で同期可能なデータの種類は、連絡先とイベント、仕事 (To Do) およびメモの4種類だ。

シンクサービスを有効にすると、iCalには「Entourage」という名前のカレンダーが作成される。iPhone / iPod touchでイベントを作成するときには、このカレンダーを対象とすることで、次回同期する際にEntourageへデータを反映できる。「Entourage」カレンダーを通じて、EntourageとiCal、iPhone / iPod touchが同期されるというイメージだ。

iCalに「Entourage」カレンダーが作成されていれば、MobileMe経由でもiPhone / iPod touchと同期できる

この「Entourage」カレンダーを経由すれば、iPhone / iPod touchで作成したイベントも同期可能