プロジェクトギャラリーは、いわばOfficeの機能の"入り口"。テンプレートをもとにOffice文書を新規作成したり、履歴情報を参照して既存のファイルを開いたり、Officeで実際の作業を始める前に起動しておくと何かと便利なツールだ。

Entourageで作成したプロジェクトの文書を扱うときに便利

作成した文書を「プロジェクト」として扱い、一元管理する用途にも役立つ。Entourageでプロジェクトを作成すると、カレンダーへのイベント登録、メモの作成、関係者とのメッセージのやり取りやスケジュール調整など、プロジェクトの進行に関する細々とした事柄を管理できる。プロジェクト作成時には、ホーム→書類→Office Projectsにプロジェクトと同じ名称のフォルダが作成(デスクトップにエイリアスも作成)されるので、プロジェクトに関連するOffice文書はそこへ保存しておく仕組みだ。

Office 2008 for Macでは、プロジェクトギャラリーは単独で起動することが可能になった。インストールするとDockに「Microsoft Project Gallery」が登録され、ワンクリックで起動できる。Office 2004でも単独起動は可能だったが、WordやExcelなどのアプリケーションのとは異なり、Officeフォルダに「Project Gallery Launcher」として配置されていたため、気付かないユーザも少なくなかったはず。

なお、Office 2004のときには存在した「使い方ガイド」が省略されるなど、いくつか機能の見直しも行われている。もちろんユニバーサルバイナリ化されているので、Intel Macでの起動速度も改善されている。

Office 2008をインストールすると、プロジェクトギャラリーのアイコンがDockに追加される