Excel 2008では、数式入力用インタフェースとして「数式バー」と「数式パレット」の2種類が用意されている。もちろんセルへ直接入力することも可能だが、関数の機能や書式を調べたり、IF構文で真偽の結果を確認したりしながら作業するには、数式バーや数式パレットのほうが便利だ。

新しい数式バーは、シンプルなデザインに一新。[入力]ボタンと[計算機]ボタンは省略され、キャンセルボタンは数式入力エリアの右端へ移動した。等号の形をした[数式の編集]ボタンも見当たらなくなったが、[fx]ボタンがその代役を果たす。

上がExcel 2004、下がExcel 2008の数式バー

[fx]ボタンをクリックすると、ツールパレット上に「数式パレット」が表示される。Excel 2004の数式パレットは数式バーの下に表示されていたが、ツールパレットに統合されることにより、すっきりとした画面で操作できるようになった。

Excel 2004では数式バーの下に表示されていた数式パレット (左)は、ツールパレットへ移動した(右)

新しい数式パレットは、選択しているセルへ入力された数式がリアルタイムに反映される。常にツールパレットを表示しておけば、セルを次々クリックして複数の数式をチェックすることもできる。パレット上で数式を編集し、その場で計算結果を確認するという機能は従来どおりだ。

計算機を起動するには、メニューバーから[ツール]→[計算機]を実行する