Word 2008で追加された新しい編集モード「デザインレイアウト」を利用すると、凝ったデザインの文書を簡単に作成できる。文書をテンプレートとして保存しておけば、同じデザインの文書を作成するときに役立つ。社内報や学級新聞、小売り店のチラシなど、毎回同じレイアウトにした方が好まれる文書の作成に効果的だ。テキストボックスやヘッダー / フッター的に配置する図など、パーツが共通のページを複数作成するときにも利用できる。

テンプレート用文書を作成する場合は、表示モードにデザインレイアウトを選択したあと、画面右下の「マスタページ」タブを選択する。このマスタページに、テンプレートとして利用したい図やテキストボックスを並べてしていけばいい。レイアウトガイドを設定しておけば、図やテキストボックスなどの要素のレイアウトを統一することもできる。

画面右下で「マスタページ」を選択すると、ページ左上には「マスタ」の文字が現れる

マスタページに基づいたページを作成するには、画面右下の「作業ページ」タブを選択したあと、メニューバーから[挿入] → [新しいページ]を選択すればOK。これで、マスタページをひな型としたページが追加されるはずだ。

「作業ページ」では、マスタページをひな型とした新規ページを追加できる