鉄道の日フェスティバルは、ゲームショウ、モーターショウには及ばないかもしれないが、非常に凝縮間のあるイベントだ。鉄道グッズを買いに行くなら、その勝負はイベントスタートの10時より前にすでに始まっている。早めに来て各会社の陳列商品をチェックしておくとよいだろう。駅名看板などの大物を狙うなら、やはり車で行くことをオススメする。日比谷公園には地下に有料駐車場があり、また短時間で引き上げるなら有楽町駅方面にパーキングメーターもある。

14日の戦利品。時刻表検定の問題集を購入したので、あとでじっくり挑戦するつもり

駅弁が目的なら午前中着は必須。ただし、駅弁にこだわらない人は焼きそばやお好み焼きなどの縁日系の出店があるので飲食には困らないだろう。カレンダーや展示作品の鑑賞が目的なら、午後がオススメ。イベントステージにて催し物が始まれば、そちらに人が集まるのでブースを見物しやすくなる。カレンダーは当日の在庫が無くても、インターネットなど通販で買えるものが多いので、「会場では見本品で絵柄をチェックしておき、後日購入」という方法もよいだろう。例年は、イベントが行なわれるステージといえば休憩所のような状態だったが、近年の鉄道ブームのおかげか"鉄タレント"が熱く盛り上げてくれていた。人気のあるイベントは立ち見になるので早めに席を確保しよう。

我が家の廊下。一番下が14日にゲットしたもの

正直なところ、私自身もフェスティバルに行ってみるまではただの物販イベントだろうと思っていた。しかし意外にも、見るべきものがたくさんある。そして日比谷公園一帯に漂う鉄好きの雰囲気が鉄道ファンにとってはなんとも心地よい。そんなわけで、お金を使わない取材のつもりだったのに、少しずつ財布が軽くなり、チラ見するつもりのステージイベントはすべての演目を楽しませていただいた。鉄を満喫する1日だった。