お昼には小音楽堂の観客が完全に入れ替わる。12時10分からポケットモンスターのキャラクターショーが始まるためで、親子連れが会場にあふれるそう。「なぜ鉄道イベントにポケットモンスターなのか」という質問が飛んできそうだが、答えは「JR東日本が毎年夏に開催するスタンプラリーのメインキャラクターとなっているから」。鉄道ファンではなくとも、子供にせがまれて電車に乗りまくったパパやママは多いはず。ちなみに時刻表の出版で有名な交通新聞社では、ポケモンスタンプラリーのための時刻表まで出している。子供向けに路線名や駅名にふりがながついている他、駅ごとにあるモンスターの種類が全てわかってしまうのだ。すごい……。ポケモンがきっかけで時刻表に親んでいく子供たちは、未来の乗り鉄かもしれない!

美声が響き渡るコンサート

13時10分からは大人の時間。NPO法人日本の音芸術を創る会によるコンサート。女性歌手のみなさんが登場して「鉄道唱歌」や「線路は続くよどこまでも」「いい日旅立ち」といった鉄道や映画に関する歌を披露した。小音楽堂はしっとりと落ち着いた空間に早変わり。懐かしそうに口ずさむお年寄りのご夫婦も多く、ゆったりとしたひとときを楽しめた。

親子で楽しめる体験コーナー

パーシーが走る!

鉄道フェスティバルのことを「駅弁や鉄道グッズの即売会」と思っている方も少なくないと思うが、実際はこのように様々なイベントが開催されており、幅広い年齢層の方が楽しめるイベントとなっている。ということで、さらにイベントレポートを続けていくが、親子で楽しめるコーナーとして大人気だったのがミニSL乗車コーナーだ。「にれのき広場」にオーバルコースが敷設され、ここを一周してくれるのだ。私が訪れた14日の機関車は「機関車トーマス」で、トーマスの親友役「パーシー」だった。主役のトーマスではなかったが、パーシーは子供たちにも大人気の様子。常に乗車率100%で順調な運行を続けていた。

鉄道会社や関連会社のブースに目を向けてみると、やはりこちらも体験型のコーナーが多く、また記念写真も多く扱っていた。東京都交通局は大江戸線の大型模型を使った記念写真コーナーを用意。JR九州ブースでも、乗務員の制服を着用し、九州新幹線つばめ号の模型を抱えながらの撮影ができた。東芝ブースでは、コンピュータを使った鉄道クイズラリーが大人気。凸版印刷は大きなコリントゲーム台を設置。ボールをポケットに入れると来場記念カードがプレゼントされれるといった内容。大日本印刷は、合成写真技術を駆使した記念写真のプリントサービスを実施していた。

東芝ブース

クイズで遊ぶことができる

凸版印刷ブース

このゲームでポイントをゲットすると……

こんな記念カードがもらえます

大日本印刷ブース

抽選に当たるとこんな写真をつくってもらえます