日産自動車は、自車を上から見下ろしたように俯瞰できる「アラウンドビューモニター」を世界で初めて標準装備した「エルグランド 350ハイウェイスターレッドレザープレミアムエディション」を新規設定、そのほかの「ライダー」を除く全グレードにもアラウンドビューモニターをオプション設定し、10月31日より発売する。エルグランド350 ハイウェイスターレッドレザープレミアムエディションの価格は415万8,000円(2WD)。

エルグランド「350ハイウェイスター ブラックレザープレミアムエディション」

「エルグランド 350ハイウェイスター レッドレザープレミアムエディション」は、「アラウンドビューモニター」を標準搭載した新グレード。アラウンドビューモニターは、10月12日に発表された新技術。4つのカメラを用いて車両周辺を上から見下ろしたような俯瞰画像を合成し、カーナビゲーション画面に映し出すことで、前後左右の方向感覚を把握しやすくし、駐車などがスムーズに行えるというもので、搭載される車両はエルグランドシリーズが初となる。

そのほかの装備は、深紅の本革サプラーレシート、ツインモニターシステム、地上デジタルテレビ放送用チューナーなどを備える。

アラウンドビューモニター

画面左が俯瞰図。車体周辺を4台のカメラで撮影した合成画像が表示できる

そのほかのハイウェイスターシリーズにも改良が加えられ、フロントグリルデザインを変更したほか、メーター文字盤のデザインや照明色も変更され、カーナビゲーションシステム搭載車両は木目調加工やメッキ加工が施されている。また、ラインナップも見直され本革シートを採用した「250ハイウェイスター ブラックレザーエディション」も新たに追加された。カーナビゲーションシステムは30GBの容量の「カーウイングスナビゲーションシステム」を採用、タッチパネル操作で使い勝手を向上し、ミュージックボックス機能や、DVDオーディオ&ビデオ再生機能、Bluetoothオーディオ機能なども備える。

同時に日産自動車の関連会社、オーテックジャパンはエルグランドの一部改良に合わせてカスタムモデル「ライダー」に、ボディ剛性を向上し、サスペンションチューニングなどを施した高性能モデルを追加。福祉車両「ライフケアビークル(LC)アンシャンテ」などを継続設定し、10月31日より発売する。価格はライダーが380万1,000円~405万3,000円、アンシャンテが305万5,500円~425万2,500円。