館内に入るとすぐ目に飛び込んでくるのが「マンガの壁」と名付けられたマンガの本棚。作者の50音順で単行本がびっしり詰め込まれており、1階には少年マンガが揃えられている。ほとんどは2005年まで営業されていた貸本屋から寄贈されたもので、さすがに最新の作品までは網羅していないが、有名どころについてはおおよそ揃っているという印象。このほか1階には、絵本を集めたこども図書館、映像ホールなども配置。館内全体を通して言えることだが、ギャラリースペースの合間を埋めるように本棚が配置されており、ぶらぶら歩くだけでも飽きさせないレイアウトとなっている。

夏祭りのこの日はスタッフもコスプレでお出迎え。浴衣のスタッフも多く見られ、館内全体がよりいっそう華やかに

ショップが併設。おみやげの一番人気は生八ツ橋入りどら焼き「井筒の三笠」のミュージアム限定バージョン。5個入り630円也

ロビーでは『キャプテン』『天然コケッコー』といったマンガ原作の映画に関する展示も行われていた

こちらが総延長約140メートルにもなる「マンガの壁」! 1階は少年マンガ作品が作家別に並べられている

グラウンドに面した明るい吹抜けホール。オープンに際して増築された部分で、ちょっとしたイベントスペースとしても使われている

ホールでは土日にワークショップを開催。この日は「うちわ工房」と題して、子供たちがスタンプでオリジナルうちわを作成

土日には実際にマンガを描くマンガ工房も行われる。この日の実演は『ザ・マーガレット』誌などで活躍する高橋玲香さん。プロのペン入れに女の子たちも興味津々

「100人の舞妓展」と題し、1階から2階の壁には、やなせたかし、小島功、植田まさしなど様々なマンガ家による舞妓のイラストが並ぶ

絵本が集められている「こども図書館」。子供優先だが、学休期間以外の平日なら大人も利用できるとのこと

上映イベントなどが行われる多目的映像ホール。校舎らしい歴史的な風情が残っている