米フォード・モーター(Ford Motor Company)は、新たに米南カリフォルニア・エジソン(Southern California Edison)と提携して、家庭用コンセントなどから充電して走行可能なプラグイン・ハイブリッド電気自動車「PHEV」(Plug-in Hybrid EV)の共同開発を進めることを明らかにした。

南カリフォルニア・エジソン会長のJohn Bryson氏(左)と、フォード・モーター社長兼CEOのAlan Mulally氏(右)

PHEVは、バッテリーユニットを追加したハイブリッドシステムにより、電気自動車としての走行を最優先させて、ガソリン消費を大幅に抑えられるとしている。また、どこでも手軽にコンセントにつなぎ充電することで、より走行性能をアップすることが可能だという。

大手自動車メーカーが電力会社との正式提携を通じ、低価格のPHEV開発・普及に取り組むのは、世界でも先例がない画期的なプロジェクトであるとされている。