ムービーアイは19日、本年度アカデミー賞主要3部門(主演女優賞、助演男優賞、脚色賞)にノミネートされた映画『リトル・チルドレン』を7月28日より公開することを発表した。主演は『タイタニック』のケイト・ウィンスレット。

舞台はアメリカ・ボストン郊外の住宅街。ケイト・ウィンスレット演じる専業主婦・サラは事業で成功した夫と3歳の娘を連れて、この街に家を買い、引っ越してきた。"公園デビュー"をしてみたものの、まるでティーンエイジャーのような下らないおしゃべりに明け暮れる主婦たちに内心呆れてしまう。そこへ彼女たちの噂の的である、イケメン主夫・ブラッド(パトリック・ウィルソン)が現れる。彼は才色兼備な妻に代わって昼間は家事と育児をこなし、夜は司法試験の勉強をしている。主婦たちを驚かせるために、サラはブラッドは公園でキスをする。このちょっとしたいたずらが、サラとブラッドの運命を変えていくことになるとは、本人たちが知る由もなく……。

主演は『タイタニック』『ホリデイ』などでおなじみのケイト・ウィンスレット。この作品でアカデミー主演女優賞にノミネートされ、主演・助演合わせて5度目のノミネートとなった。ブラッド役は『オペラ座の怪人』への出演が記憶に新しい、パトリック・ウィルソン。メリル・ストリープやアン・ハサウェイと共演した5作品が今後公開予定の今注目の米俳優だ。ほかにはブラッドの妻役でジェニファー・コネリーなどが出演する。

大人になって誰もが一度は感じる、揺れる思いの数々。「こんなはずじゃなかった」という後悔や「このままじゃいけない」という焦燥感。また、漠然とした孤独や愛する者を亡くした喪失感……。ありふれた住宅街で、大人になれない大人たち"リトル・チルドレン"の物語が始まる。

『リトル・チルドレン』は7月28日より、Bunkamuraル・シネマ、シャンテ シネほか全国ロードショー。監督:トッド・フィールド / 脚本:トッド・フィールド、トム・ペロッタ / 出演:ケイト・ウィンスレット、ジェニファー・コネリー、パトリック・ウィルソン、ジャッキー・アール・ヘイリー ほか。