上野動物園でこのほど、カリフォルニアアシカの赤ちゃんが誕生した。アシカの赤ちゃんは現在、上野動物園東園のアシカプールで泳ぎの練習を始めているという。なお、同園では赤ちゃんの名前を募集している。募集期間は30日まで。

赤ちゃんアシカはお母さんの手ほどきを受けながら、早く泳げるようになる日を夢見ているという

カリフォルニアアシカは、北アメリカのシアトル近海からメキシコにいたる海岸に沿って生息し、5~6月にかけて出産する。成長すると、体重はオスで200~280kg、メスで70~100kgになる。繁殖期には1頭のオスが多数のメスをしたがえ、ハーレムを作って生活。泳ぎも潜水も上手で、海中を時速25~30kmのスピードで泳ぐと言われている。

カリフォルニアアシカの赤ちゃん(オス)は2日に誕生した。母親は「カコ」(13歳)、父親は「ジョン」(12歳)で、カコの子供はこれで6頭目となる。

赤ちゃんは上野動物園東園のアシカプールで見ることができる

乳を飲む姿も

カコの子どもはこれまで、「カズ」「カナ」「カエ」「カイ」など「カ」の字をとって同園の飼育員が名づけてきたが、今回は名前を一般から広く募集する。応募手順は「カ」で始まる2文字の名前を考え、上野動物園東園のアシカプール前が投票場所にそなえつけの投票用紙に赤ちゃんの名前を書き、投票箱に入れる。なお、メール、ファックス、はがきでの応募はできない。

決定した名前は東京ズーネットで発表される。また、決定した名前に投票した人の中から5名に記念品を進呈する。