テレワークで使える100均アイテム【3COINS編】
自宅などでリモートワークをするときは、できるだけ快適な環境を作って効率よく仕事を片付けたいもの。そんなリモートワーク環境を便利にするグッズを「100円ショップ」(100均)で手に入れよう、という本特集、今回は番外編として、300円〜のグッズを扱う「3COINS」で販売されているグッズを紹介します。
3COINSってどんなところ?
今やすっかり定着した100均ショップですが、100円という価格が制限となっている側面も否めません。そこで最近注目を集めてきたのが、100均ショップよりも高品質で、普通の雑貨屋などよりもお手頃価格の「300円ショップ」です。「3COINS」「THREEPPY」「CouCou」などのチェーンが登場しており、100均ショップ最大手のダイソーも先日「Standard Products by DAISO」という新ブランドを立ち上げたばかりです。立地としてはショッピングモールなどが中心ですが、ロードサイドに独立した店舗を持っているケースもあります。
品物は100円ショップよりもおしゃれなものが多く、サイズがひとまわり大きくて素材がしっかりして耐久性が高いなど、実用性の面でも上回っています。
今回紹介する「3COINS」のコンセプトは、「あなたの"ちょっと幸せ"をお手伝いする雑貨店」。商品はインテリアから生活雑貨、子供向けのおもちゃ類に至るまで幅広くラインナップされています。デザイン性も高く、手にとってみたくなるアイテムが多いのも特徴。カラーはシンプルなベージュ系やモノクロのものが中心です。
面白いのは300円に拘らず、もう少し高い価格帯の商品もそれなりにあるところで、特にモバイルグッズ類では最大2,200円という製品もあります。リモートワーク用のアイテムはモバイルジャンルが中心ですが、収納やインテリア系からも便利なものが見つかりそうです。
■おすすめアイテム その1
「ワイヤレスステレオイヤホン」(1,650円)
Bluetooth 5.0接続の完全ワイヤレスイヤホンです。まったく同じ値段とスペックで、インナーイヤータイプと、カナル型の2種類があり、それぞれ白と黒の2色から選択可能です。いずれも左右のイヤーピースが独立した完全ワイヤレスタイプのイヤホンで、充電器を兼ねた収納ケースと、充電用のmicro USBケーブルが付属します。
デザインは完全ワイヤレスイヤホンの代名詞となった「あの会社のあの製品」にそっくりですが、タッチセンサー音楽の一時停止や早送り・早戻しといった操作ができる点も似ています。
スマートフォンとの接続はBluetoothになりますが、最新のBluetooth 5.0に対応したスマートフォンであれば、充電ケースへの出し入れで自動的に接続がオン / オフされるなど、高い利便性を発揮します。またマイクを内蔵しており、電話やビデオ通話時のハンズフリー通話も可能です。「本当にこれで1,650円!?」と思うほどしっかりした性能を持っています。
一方、肝心の音質ですが、正直なところ「可もなく不可もなく」という感じです。低音部の迫力がなく、全体に平坦な感じの音になっています。左右チャンネルの分離感もやや低めですが、一応ちゃんとしたステレオ出力にはなっており、音楽を楽しむという目的でも及第点には達しています。何よりこの値段ですから、無くしてしまってもダメージが小さく済むのはありがたいです。3COINSのモバイルグッズでは一番の売れ筋アイテムというのもうなずけます。
■おすすめアイテム その2
「タブレットホルダー」(550円)
スマートフォンだけでなくタブレット(10.5インチ程度まで)に対応したホルダーとクランプのセットです。クランプにより机や棚板などに固定して、そこからフレキシブルアームに支えられたホルダーにスマートフォンやタブレットを固定して使います。
「スタンド」を名乗っていないのは、アームがきちんと支え切れるかが製品によってまちまちだからでしょう。筆者が試した範囲では、約660gのiPad(第3世代)の場合、重さでホルダーが下を向きがちなので、アームごと後ろに傾けることで見やすい状態にできました。最近のタブレットはもっと軽量な製品が多いので、もう少し楽に支えられそうです。
このサイズ・価格帯でスマートフォンを固定できるホルダーは珍しく、それだけでもタブレットユーザーは注目したいアイテムですが、リモートワーク中に資料などを表示させておき、邪魔にならないよう脇に置いておくのにもピッタリです。少しアームが固いので、最初に設置するまでは一苦労かもしれませんが、それだけの価値はあると思います。
なお、3COINSにはクランプではなく、金属製の重い「足」が付いていて、床や机の上に置いて使うタイプのタブレットスタンドもありますので、使う環境の広さなどを考慮して選ぶといいでしょう。iPadやFireタブレットなどを持っており、仕事にも活用したいという人は要チェックです。