京王電鉄と「冬そばキャンペーン」実行委員会は26日より、「高尾山の冬そばキャンペーン」を3月31日まで開催する。同キャンペーンは、東京・八王子の高尾山の麓から山頂まで軒を連ねる21店のそば店が対象。「高尾山とろろそば」の魅力をアピールする目的で毎年行われており、今回で6回目となる。なお高尾山とろろそばは、古くから信仰の山として知られている高尾山にて、登山で疲れた参拝者のために疲れを癒す力がある"とろろ"を消化吸収のよいそばとあわせて提供したことから広まったとされている。

同キャンペーンに参加するために、まずは京王電鉄京王線・井の頭線全駅で配布されている「高尾山そばマップ」(100円割引クーポン券3枚付き)を入手。キャンペーンに参加している21店舗のそば店でそば・うどんを注文すると、500円ごとに1つスタンプがもらえるのでこれを同マップ内の「スタンプカード」で集めて応募するといった流れになっている。3つもしくは5つといったスタンプの数によって応募コースが異なり、賞品詳細は以下の通り。

    3スタンプ賞
  • 高尾山商店会共通のお食事・お買い物券1,000円分(40名)
  • ICカード乗車券「PASMO」1,000円分(20名)
    5スタンプ賞
  • 高尾山商店会共通のお食事・お買い物券2,000円分(30名)
  • 京王観光日帰りバス旅(5組10名)

さらに、21店舗全てのそばを食べ、全店舗のスタンプを同マップで集めた場合は、抽選で10名に「パーフェクト賞」(「PASMO」10,000円分)がプレゼントされるという。なお、同マップ内のクーポン券は21店舗のそば店でそば・うどんを注文した際に使用可能。

キャンペーン初日となる26日には、高尾登山電鉄・清滝駅前にて10:00よりかけそば250食を無料配布するふるまいそばのイベントを実施する。当日9:30より同駅前にて整理券を配布するとのことだ。

高尾登山電鉄清滝駅前で行われる「ふるまいそば」(写真は2007年の様子)

また2月9日13:00から、高尾登山電鉄・高尾山駅前にて「高尾山献上そば行列」が行われる。同行列は、高尾山薬王院門前町のそば店主たちが新年のそばや自然薯など農作物の豊作を祈るため、打ったそばを高尾山薬王院に献上する儀式となっている。

「高尾山冬そば号」(イメージ)。都営地下鉄大島から京王高尾山口への直通列車は通常ダイヤには存在しない

この日はさらに京王電鉄と東京都交通局の合同企画として、都営新宿線大島発・京王線高尾山口行きの臨時急行電車(京王電鉄9000系使用)を運転。電車の前面には特別ヘッドマークが掲げられるという。北野駅~高尾駅間の同列車内では、初冬の高尾山薬王院・飯縄権現堂と鳥居の絵があしらわれた「乗車記念オリジナル手ぬぐい」が乗客にプレゼントされるとのことだ。配布枚数は1,000枚(ただし、混雑状況により配布できない場合もある)。乗車に際し事前予約等の必要はなく、料金は乗車区間の運賃のみ。同列車は大島発9:40、高尾山口着11:17となっており、大島~高尾山口間を急行運転する。

臨時急行列車内でプレゼントされる「乗車記念オリジナル手ぬぐい」

フランス等で発売されたミシュランのフランス語日本語ガイドにて"三つ星観光地"として選ばれた高尾山を、この機会に訪れてみてはいかがだろうか。