SNSで人気を集めるママイラストレーター・あいさんとパパイラストレーター・ゆーぱぱさんによる連載「【漫画レポ】#新米ママパパの妊娠後期の準備時間」。この連載では、妊娠後期に準備しておきたいあれこれを、先輩ママ・先輩パパの実体験から考えていきます。今回はパパイラストレーター・ゆーぱぱさんによる「出産準備中のお互いの役割分担(モノ編)」のエピソードです。
ゆーぱぱさん
3才と7才の娘を持つ共働き家庭のパパ。会社員をする傍ら、娘との日常を描いた子育て漫画をSNSで発信しています。こんにちは! ゆーぱぱと申します。
今回は出産準備のなかでも、我が家の「モノ」の準備について掘り下げてお話していきます。
出産準備の夫婦間の差に「焦燥感」を感じた妊娠後期
洋服やおむつ類、バスグッズ、おもちゃなど、ある程度必要なモノは想定しながら動いていた僕。……でしたが、ガーゼや綿棒、爪切りなど、そういった小物などはまったく頭になく、ママに言われてハッとした記憶があります。
一方でママはというと、想定を上回る(必要なアイテムの)量に圧倒されていた僕とは裏腹に、着々と準備を進めてくれていました。聞くと、ママは妊娠初期からあらゆるところにアンテナを張って情報収集していたそうで(友人やネットが主)……。妊娠後期に突然思い立った僕との間には、もはや埋まりようのない、雲泥の差がありました。
目立って必要なモノについては、実際に一緒にお店に見に行ったり、お互いに調べたものを共有しあって「これいいね」「それは後で検討しよう」など話し合いながら決めていましたが、細かい準備物についてはほぼ重要な部分を抑えてくれていて、僕はもはや“言われたモノを買ってくるだけの購買係”。リサーチの抜け漏れを補うサポート的ななんとも微妙な立ち位置……。「ママ頼もしい…!!!」と感謝しつつも、出産への姿勢として「一体感」を目指していた僕にとって、これは看過できない状況でした。
自分の得意分野を活かして、「一体感」のある準備を
ママは「十分頑張ってくれてる!」と言ってくれるし、何より全く嫌味なく楽しそうに出産準備を進めていて……。そんなパーフェクトなママの姿に、僕の焦燥感は募る一方でした(笑)。
そんな葛藤が続いた「モノの準備」、自問自答の日々。買うモノのリストアップが駄目なら、買った後のことに焦点を当てようと思いました。
例えば、大きなベビー用品を配置するために部屋のレイアウトを再構築したり、それに伴い場所をとっていた嗜好品を売却したり。第一弾でご紹介した「気づいたことを記録して当事者意識を持つ・状況を把握する」ことの延長で、家計管理をはじめとした予算の把握、便利家電の検討など、広い視点で見て“これから必要になるモノ”と“既に持っているモノ”の精査をしていきました。
自分のタスクを決めて最善を尽くす。どちらかだけに準備の負担がかかっているということがないように、常に心がけながら過ごしました。
お互いを“尊重”する姿勢を大切に - 準備のなかで見つけた僕たちの「最適解」
こんな具合に、「互いが互いの役割に集中していく形」が僕たちの最適解でした。コミュニケーションをしっかり取りながら、パートナーの得意分野と自分の得意分野を見極める。そのうえで、お互いがストレスフリーに過ごせるよう工夫を重ねていく。この習慣は出産準備を飛び越えた、今の夫婦生活にも活きているなと思います。
夫婦といえど、元は赤の他人同士。時に間違うことや思い違いもあると思いますが、ベースに「尊重」を置けたら、たとえどう転んでも最終的には上手くいくのではないかと思います! ぜひ、自分たちに合った形を見つけて、楽しみながら出産準備を進めてほしいです。
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