就職について考え始めたものの、会社のホームページや企業概要などを見ても「具体的にどんな仕事をしているかわからない」「残業や休みって正直どうなの?」と、いろいろな疑問が湧いてきてしまうという学生も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、総合印刷会社大手・共同印刷の2年目社員で座談会を実施。就職活動のことから仕事内容、残業や福利厚生まで、トピックスがたくさん飛び出しました。

<お話してくれたのはこの3人>

  • 藤岡勇輝さん
    情報コミュニケーション事業本部
    プロモーションメディア事業部
    営業3部5課

  • 井上涼葉さん
    技術開発本部
    新素材製品開発部

  • 酒井海帆さん
    生活・産業資材事業本部
    包装事業部
    営業2部3課

\こんなこと聞いてみた/

Q 仕事内容は? どんな人と関わるの? 印象に残っていることは?

――みなさんは現在、どのようなお仕事をされていますか?

私はプロモーションメディア事業部でカタログやパンフレットなどの商業印刷、加えてサイト制作やウェブ広告などのデジタル領域も手掛けています。私が主に担当しているクライアントは化粧品会社が多く、たくさんの種類の化粧品の特長をわかりやすく伝えるカタログにするにはどうすればいいのか、色味の選定から紙の質感まで、細かなところにも気を配りながら制作を行っています。


私は技術開発本部の新素材製品開発部で、まだ世の中にない新しい機能を持った材料の研究や用途開発を行っています。新素材を製品化していくにあたり、サンプルの試作や機能の効果検証などを担当しています。一つの素材を繊維や塗料など幅広い分野に活用できないか研究を進めています。


私は包装事業部で、カップラーメンの蓋材やお菓子のパッケージ、ラップの箱など、包装材への印刷を手掛けています。パッケージはすぐに捨ててしまうものではありますが、消費者が手に取るかどうかの決め手になることが多いので、性能とコストを調整して、クライアントに納品しています。


――お仕事される際はどのような人と関わることが多いですか?

印刷物では、加工を行う部署の担当者とよくやりとりをします。2つ折り、巻き折りといった最終的なパンフレットとしての形に加工するために、どういう紙が適しているかをよく相談しますね。社外だと、クライアントのご担当者さまです。


社内では法務部とのやりとりが多いです。特許の取得に向けて、法務部の担当者と一緒に実験データを組み立てたり、出願文の添削をしてもらったりします。社外だと、一緒に研究開発を行う企業の方です。例えば繊維を作りたい場合、当社には繊維を作るノウハウが少ないので、糸を作るメーカーや生地を染めるメーカーの方に相談をします。また、提案先としてアパレルメーカーとのやりとりもありますね。


私は、工場の担当者と頻繁に連絡を取ります。新製品の色などは実際の印刷物を確認する必要があるので、工場に出向くこともありますね。社外だと、お菓子メーカーの購買担当や工場担当の方とお話する機会が多いですが、商品開発の方とお話する機会もあります。どのような商品を包みたいのかをヒアリングし、その中身に対してどのようなバリア性が必要なのかなどを考え、コストも考慮しながら適した包材を選びます。


――お仕事で意識していることがあれば教えてください。

今一番意識しているのは、「レスポンスの早さ」です。何かわからないことがあっても、誰に相談すればいいかを整理して、期日を決めてお伝えするようにしています。


当社では持っていない技術を持っている企業とお話する機会が多いので、まず自分で調べてみることです。あとは社内でも活かせそうな技術がないか、先輩と話し合うことも大切にしています。


(工場とは)電話などでもしっかりコミュニケーションを取るようにしています。どうしても「この日までに印刷をお願いします」と短納期でお願いしなければいけない場面もあるので、日頃から連絡を取り合ってスムーズに連携できるように心掛けています。


――仕事のやりがいや、印象に残っている案件はありますか?

Webサイトを公開したりパンフレットなどを納品して、先方に喜んでいただいたときはすごく嬉しいです。デザインを先輩に褒めていただいたときも嬉しかったですね。


私が携わった素材がある洋服に採用され、店頭に並んだことが印象に残っています。また、その商品が雑誌に掲載されたのですが、その雑誌を印刷しているのが当社で。繋がりを感じたのも嬉しかったです。


お客さまからの少し難しいお願いに応えられたときは、本当に達成感がありますね。世の中に出る日が決まっているので、納期は絶対厳守。価格面で良い成果を上げられたときにも、とてもやりがいを感じます。


\こんなこと聞いてみた/

Q 大学でどんな勉強・活動をしていた?

――大学生のころはどのような勉強や活動をしていましたか?

政治経済学部で政治を学んでおり、3年次、4年次は選挙の投票率を上げるために何ができるかを考えていましたが、サークルや大学祭の実行委員会に関わるなかで、次第に広報的な要素に興味を持つようになりました。伝えたいことを言語化し、ズレがないようにツールを作っていくことに面白さを感じるようになったんです。


私は応用化学科で有機化学系の研究をしていました。化合物の構造を自分で組み立てて合成していくのがとても面白いと感じていたんです。実験室にこもって、何かを作ることに没頭していましたね。教職課程を取っていたので教育実習にも行きましたし、大学内イベントの企画や広報誌の作成など、忙しい日々を過ごしていました。


私は数理科学科で数学を学んでいました。大学の数学は、計算というより文章で論理立てて説明することが大切なので、言語を新たに学んでいるような感覚になっていましたね。論理的思考が学べたと思います。大学外だと、私は居酒屋のアルバイトに勤しんでいました。社会人の方が多く来店されるお店だったので、積極的にコミュニケーションを取って多くの人とお話する機会を増やしていました。


――そのような経験がお仕事で活きていることはありますか?

あります! 学生時代に使ったことのある実験器具を仕事でも使う機会があり、「使ったことある道具だ!」と少し嬉しくなりましたね。触ったことのある道具や器具があるとスムーズに作業ができ、経験が役立っていると感じます。


学生時代のアルバイトで身に付けたコミュニケーション能力は、クライアントへ提案するときや社内で調整をするときに活きていると思います。


\こんなこと聞いてみた/

Q 共同印刷に興味を持ったきっかけは?

――共同印刷に興味を持ったきっかけを教えてください。

広告代理店を目指していたなか、代理店業務だけではなく製造もできるという印刷業界に興味を持ち始めたのがきっかけです。共同印刷は、面接のとき社員の方の印象が良く、こういう会社で働きたいと思えました。


機能性材料の物づくりをしたくて企業を探していたとき、基礎研究から最終製品まで手掛けていることと、立地がすごく魅力的で興味を持ちました。研究職の場合、企業の研究所って郊外にあることが少なくありませんが、共同印刷では本社の中に研究開発の設備がすべて揃っているんです。働く環境が非常に魅力的に感じました。


身近なものを作っているメーカーで働きたいと思っていたのですが、業界が絞れずに悩んでいたところ、共同印刷を見つけました。パッケージを扱う会社だと幅広い商品に関われると気づき、さらに会社の雰囲気が良く福利厚生もすごくしっかりしていたので興味を持ちました。


――もともと共同印刷という会社はご存じでしたか?

私は知らなかったです。就職活動中に共同印刷を知り、毎週読んでいる漫画を印刷している会社だとわかって驚きました(笑)。


私は共同印刷の工場が家の近くにあったので、会社の名前は知っていました。でも具体的にどのような会社かは知らなくて、印刷だけをやっていると思っていたんです。就職活動中に調べたら、さまざまな事業を行っていることを知りました。


私は合同説明会で初めて社名を認識しました。


\こんなこと聞いてみた/

Q テレワークはOK? 残業時間はどのくらい? どんな社員の人がいる?

――入社後の研修はどのようなことをしましたか?

グループワークが多かったです。6人ぐらいのチームを組んで、課題を渡されてそれについて発表するワークが配属後にもありました。チームのメンバーとは仲良くなりますし、途中でメンバーチェンジもあるので同期の仲が深まりましたね。


印刷の基礎も教わりましたね。印刷会社なので、部署に関わらず印刷の知識は全員身に付けておく必要があるので、色の知識や印刷の仕組みなども詳しく教えてもらいました。


――みなさんは希望の部署に配属できましたか?

私と酒井は希望が無事に通りました。


研究開発をしたかったので技術開発本部は希望通りです。パッケージの開発に携わりたいと思っていたので新素材への配属は予想外でした。


――配属先で一緒に働いている人にはどのような人が多いですか?

私の部署ではプロモーションを提案することが多いので、アグレッシブな人が多い印象です。休日にどこかに出かけてきたとか、ライブに行ってきたとか、プライベートでもアクティブな人が多いですね。話しかけやすい先輩ばかりで、気負うことなく質問や相談ができる環境です。


私のところも、先輩方はすごく話しかけやすいですね。特定の機械にめちゃくちゃ詳しい人とか、某材料についての知識が豊富な人とか、いろいろなタイプの人がいます。質問したら誰でも助けてくれますし、担当業務を超えて、話し合える環境ですね。


――テレワークや残業など、働き方のスタイルはどのような感じですか?

私の部署はリモートワークが多く、全員揃うことはまれですね。集まるのは部署の飲み会の日くらいでしょうか(笑)。出社率の規定はないので、仕事が進行できればリモート中心でも問題ありません。フレックスタイム制もあるので、私は10時ごろ出勤して19時ごろ退勤していて、残業は月に10時間くらいです。


私の部署は研究職なので完全出社の人がほとんどです。実験はチームで行うこともあるので、遅くとも10時くらいにはみなさん出社していますね。微生物を扱う実験の場合、定時だからと途中でやめてしまうと失敗してしまうので、残業せざるを得ない場合もあります。


私も基本的に出社が多いです。パッケージは社外に持ち出しできないものが多いので、会社に来て確認する必要があります。そういうものがないときには在宅勤務をすることもありますね。取引先に向かうことも多く、午前は在宅勤務、午後から取引先に直行というパターンもあります。残業もありますが、1分単位で残業手当がつくのでありがたいですね。


――会社の福利厚生や、「こんな制度がある」というものがあったら教えてください。

資格取得支援の制度があって、会社が認定する資格を取得したら学習費用を負担してくれたり、手当が支給されたりするものもあります。私はその制度を使って、危険物取扱者の取得に向け通信教育を受けています。


\こんなこと聞いてみた/

Q ビジョンはある? 就活生にメッセージ!

――最後に、今後の課題やビジョンについて教えてください。

まだまだ勉強不足なところがあるので、知識をもっとつけていくことですね。新しい言葉に触れるたびに社内の制作担当者や社外の協力会社の方にいろいろ教えていただいている状態なので、自分一人でお客さまに説明するにはまだ不安があります。知識量を増やし、自信を持ってお客さまに説明できるようになりたいです。


お客さまに納得していただけるデータを取れるようになることです。自分としては良いデータだと思っていても、先方にとってはそうではない場合もあります。商品化を進めるためにも、相手が求めているレベルをしっかりと汲み取って、それに合うデータを持っていけるようになりたいです。


数ある案件をどの優先順位で進めるのか、という判断がまだ甘いと思っているので、その判断がしっかりできるようになりたいです。これは経験を重ねていくしかないと思いますが、日々の案件でどれが重要で優先順位が高いのかを見定める判断力を養っていきたいと思います。


――最後に、記事を読んでいる就活生にメッセージをお願いします。

今日の座談会を読んでいただいてもわかると思いますが、私たちはそれぞれタイプが違います。でも、そんないろいろなタイプの人が集まっている雰囲気の会社なので、興味を持った方は気負うことなく採用選考にエントリーしていただきたいですね。


大きな会社ではありますが、先輩との距離が近く、私たち若手の声に耳を傾けてくれる会社だと感じています。どんな人でも活躍できると思うので、ぜひトライしてみてください。


入ってみないとわからない部分もきっとあると思いますが、いろいろなものに興味があるのならば、ピッタリの会社だと思っています! ぜひ共同印刷に来ていただきたいです!


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入社2年目の同期だからこそ話せるリアルな座談会。実際に働いている社員の声だからこそ、働く様子を想像できたのではないでしょうか。共同印刷の仕事に興味が出てきた人は、ぜひホームページや採用情報などをチェックしてみてください。

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