大好きな“推し”を応援する“オシゴト”。趣味としてはもちろん、人生の励みや自分へのご褒美として、オシゴトをしている人も多いのではないでしょうか。

そんな方におすすめしたいのが、バンダイが運営するSNSアカウント「オシゴト通信」。オシゴトを楽しむ人を応援しようと、グッズ情報をはじめとするお役立ち情報を発信しています。

今回は、オシゴト通信フォロワーからも人気の山口勝平さんにインタビュー! 最近凝っていることやオシゴトへの想いなどに迫ります。使ってみたいグッズを尋ねると、意外な返答も……?

  • 山口 勝平さん(撮影:渡会 春加)

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自分がいつか演じてみたい役に心を惹かれるのかもしれません

――最近推していること・ものはありますか?

推しというわけではないかもしれませんが、最近は筋トレの楽しさがわかるようになってきました。お芝居の役作りのために肩周りの筋肉をひとまわり大きくしたいと思い、ウエイトコントロールを始めたんです。

ジムにも通うようになり、トレーナーさんにマシンやダンベルの正しい使い方を教わってから、筋トレの効果を実感しました。自宅でドライヤーを使っていたとき、ふと肩を見て「今までなかった筋肉の線ができた!」と気づいて。そこからおもしろさが増していきました。

――成果が出たことで、楽しさが増したのですね。

ここ1年ほどはトレーニングを習慣化できて、体型をしっかりキープしています。そのおかげで、筋トレが好きな人の気持ちがわかってきたかもしれません。10回トレーニングをするときに5回目くらいでキツくなると、以前は「あと5回もあるのか」と思っていました。それがだんだんと「あと5回しかできないからしっかりやろう」という考えに変わってきて。もともとプラス思考なのですが、日常生活でも物事をさらに前向きにとらえられるようになりました。

――ほかにも山口さんにとっての“推し”はありますか?

人生でずっと推しているのは、豊臣秀吉と『西遊記』の孫悟空です。猿が好きなんですよ(笑)。孫悟空好きは、手塚治虫先生のマンガを原作にしたアニメ『悟空の大冒険』がきっかけです。この作品が子どもの頃から大好きでした。僕は舞台もやっているので、いつか自分が演じてみたい役に心を惹かれるのかもしれません。

豊臣秀吉は、自分が大人になってから好きになりました。子どもの頃は、秀吉といえば百姓から関白に上り詰めるという、アメリカンドリームのようなもの体現した人物だと思っていて。でも、大人になってから山田風太郎さんの小説『妖説太閤記』を読んでイメージが変わりました。表面ではへらへら笑って、腹の中ではどす黒いことを考えている。ものすごく人間味があり、まるで自分のようだと思ったんです(笑)。その好きが高じて、ゆかりの地である滋賀県長浜市で「声の観光大使」を任せてもらえています。

――自分の「好き」が仕事にも結びついたのですね。

そういった意味では、声優の仕事も好きな人から大きな影響を受けました。僕自身が気づかないうちからずーっと推しているのはマコ(野沢雅子)さん。子どもの頃から好きな作品には、たいがいマコさんが出ていました。声優という仕事をやらせてもらえるようになってから、マコさんへの憧れを強く自覚しています。思い返せば養成所を選んだ理由もかなりミーハーでしたね(笑)。チラシにマコさんの写真が載っていたので「ここに行ってみよう!」と決めました。

自分が毎日元気でいるために必要なもの

――ご自身も"推される"機会が多くあると思います。推されていると感じるのは、どのようなときでしょうか。

ありがたいことにSNSなどで日常的にみなさんからの応援を感じていますが、舞台はまた格別ですね。劇場に足を運んでくださっている方からの熱を直接感じています。悩みながら稽古をして作りあげた舞台だからこそ、初日のお客さんの拍手で全部報われますし、がんばってよかったと思えるんです。

海外のイベントに呼んでいただけたときも、嬉しさと不思議な気持ちを抱きます。初めて訪れた土地で、自分のことをこんなにたくさんの方が知ってくれている。声優の仕事は僕以外にも影響を与えるのだな、と不思議に感じます。日本のアニメを好きでいてくれる人は世界中にいるので、作品を通してつながっていると実感したときは本当に嬉しいですし、ありがたいです。

――人はなぜ何かを“推す”のだと思いますか? 山口さんなりの解釈をお聞かせください。

やっぱり推しが元気のもとだからですかね。自分が毎日元気でいるために、必要なもの。好きなものについて考えていると嫌なことを忘れられますし、いい意味で逃げ場にもなってくれるのだと思います。

今は“推し”という表現をよく聞くようになりましたが、僕自身はそれほどその言葉を使っていなくて。「これが好きなんだ」とはっきり言っています。でも、“推し”という言葉で表現することで、生まれる楽しさもあるのかもしれません。語り合っているうちに、その“推し”が何を指しているのかが明らかになる。神経衰弱でカードがパラッとめくれたとき、同じ絵柄だとさらに嬉しくなる現象にも似ています。それもオシゴトの楽しさなのかもしれませんね。

――グッズをきっかけに、オシゴト仲間を見つける方もいます。山口さんも、ご自身が演じるキャラクターのグッズを持ち歩いている人を見かけたことはありますか?

たくさんあります。自分の演じているキャラクターのグッズを見かけると、やっぱり嬉しいですよ。「新一君が好きなんだ」とか、すぐにわかりますから。そういう方を見ると「ちょっと横に行って声をあててあげようかな」と思います。実際にはやりませんけど(笑)。でも、気持ちとしてはそれくらい嬉しいです。推してもらっている、ってことですもんね。

最近は男性の方もかわいいマスコットなどをつけていて、「あの作品が好きなんだ」と気づくことが多くて。好きなものを「好き」だと、恥ずかしがらずにアピールできる世の中になったのかもしれません。

――山口さんもカバンにマスコットをつけることはありますか?

僕もかわいい系のものが好きなのでカバンに抵抗なくつけられますし、グッズを身につける人の気持ちもよくわかります。アクリル系グッズやぬいぐるみを持ち歩いている人もいますよね。『名探偵コナン』のグッズを持って、観光地で写真撮影をする人もよく見かけます。僕も自分のデザインしたキャラクターの人形があるので、出かけるときに「つれていこうかな」と思ったことがありました。

イチオシの『名探偵コナン』キャラクターは……?

――今回は映画の最新作の公開も近い『名探偵コナン』最新グッズの一部をお持ちしました。ぜひ感想をお聞かせください。

いちばん持ち歩きやすそうだと思ったのは「アクリルキーホルダー」です。「アクスタコレクションLite」みたいに、最近のグッズはデザインも凝っていますよね。「りらこっと 名探偵コナン」のようなデフォルメされたフィギュアもよく見ます。かわいいデザインが多くて素敵です。

  • 「アクリルキーホルダー」(一般店頭販売)

  • 「アクスタコレクションLite」(一般店頭販売)

「モバイルステッカーコレクション 名探偵コナン」もおしゃれですね。安室さんのサンドイッチのレシピがあったり、ポアロの看板があったりしてラインナップも楽しいです。しかも哀ちゃんから送られてきたメール画面の絵柄に阿笠博士がいる!よかった!

――阿笠博士、お好きなんですね!

僕が『名探偵コナン』のキャラクターでイチオシなのが阿笠博士です。白髪白衣のおじいちゃんに弱いんですよ。でもグッズがなかなかなくて。阿笠博士も、こういうかわいいグッズが出てほしいな。

――「モバイルステッカーコレクション」のシークレット絵柄もお持ちしました。どのようなデザインか、ぜひ山口さんからファンの方に向けてヒントをお願いします。

ないなー、と思っていた絵柄がシークレットになっています! でも、シークレットって確率低いですよね? だったら自分の演じたキャラクターのグッズは出やすいほうが嬉しいです(笑)。

――ほかにも気になったグッズはありますか?

「ブックマークコレクション名探偵コナン Vol.2」です。最近は本も電子化が進んでいますが、こういったしおりをきっかけに、紙媒体で読もうと思ってくれるかもしれませんね。『名探偵コナン』の単行本にも挟めますし、大きめのスマホカバーにも入れられそうです。

「イタジャガ 名探偵コナン vol.2」は質感がしっかりしていますね。しかも新一が登場したニューヨーク編の、あのシーンもあるじゃないですか!ぜひこの頃の2人と修学旅行編の絵柄の2人を並べて関係性の変化を実感してほしいです。

裏面にキッドのサインが入ったカードもかっこいいですが、みなさん傷だらけのキッドが好きなんですかね?(笑)。映画に出るたびに傷だらけのシーンがあるんです。

「S.H.Figuarts 江戸川 コナン-解決編-」はさすがのお仕事です。表情や手のパーツも豊富で、「真実はいつもひとつ」のポーズもできますね。付属品でスケボーやサッカーボールなども入っていて、仕事が細かい!メガネが外せるので、幼い頃の新一君としても楽しめますね。

実はフィギュアの造形は、いつかやってみたい仕事のひとつで。最近は凝った造形のフィギュアがたくさんあって、「よくこれが立体化できるな!」と驚かされています。

「CANバッジVol.1/Vol.2」もデザインがかわいいです。自分の好きなキャラクターの缶バッジをたくさんカバンにつけている人もいますよね。あれだけの数を集めるのは並々ならぬ努力が必要なのだと思います。

  • 「CANバッジVol.2」(一般店頭販売)

「名探偵コナンSDダイカットステッカーセット3」は4枚セットなんですね。みんなで交換もできそう。「名探偵コナン APTX(アポトキシン)4869 グミ~2024~」のステッカーや「モバイルステッカーコレクション」と組み合わせて、スマホに入れるのもいいかもしれません。レイアウトを考えるのが楽しそうです。

――ご自身のスマホケースに入れるとしたら、どのステッカーを使いたいですか?

「モバイルステッカー」の新聞記事風の新一君ですかね。でも阿笠博士がいると気づいてしまった以上、メール画面風ステッカーを入れたくなります。スマホを見るたびに「ここに阿笠博士がいるんだ」と思ってひとりでほくそ笑みたい(笑)。もちろん、自分の演じているキャラは言わずもがな好きですよ。

かっこよさだけではない、新一とキッドの魅力

――新一やキッドの、どのような点に魅力を感じていますか?

新一君はいわゆる王道というか、まっすぐなところが魅力的です。ただ、最初はクールでキザな役だと思っていました。キッドが出てくることによって、新一の熱血漢な部分が際立ってきた気がします。

キッドは新一よりもキザな台詞がたくさんありますよね。でもキッドがキザな言い回しをする理由も、黒羽快斗君を演じるようになってわかってきて。快斗君は普通の高校生なので、キッドになるときは自分をマジシャンのようにショーアップする必要があります。自分とキッドという点と点を、線で結ぶための要素というか。だからキザな台詞も、マジシャンがするサービストークの延長線上にあるのかもしれません。そう気づいてからは「もっとサービスして言ってあげようかな」と思うようになりました。

――新一はまっすぐに、キッドはショーを披露するかのように演じているのですね。

かっこいいだけではつまらないですし、人間として演じてあげたいという思いは、キッドにも新一君にも抱いています。新一君が修学旅行で同級生の男の子とわちゃわちゃしているシーンとかあると安心するんですよ。「新一君も普通の男の子だ」と。人間味のある部分を大切にするともっと演技が楽しくなりました。

キッドが変装した新一君を演じるのも楽しいです。新一君では絶対に言わないことを話すときは、当社比1.25倍くらい大げさに演じています。自分自身が工藤新一のものまねをしているような感覚です。ただ、最近はコナン君といる時間が長くなって、キッドとして振る舞うシーンが減ってきました。たくさん人がいるときはキッド然として話しますが、1人でいるときやコナン君といるときはほぼ快斗の状態。だからキッドを演じるときはいい意味で「キッドごっこ」をしているような楽しさもあります。

――ご自身や『名探偵コナン』を推してくれている方へのお気持ちをお聞かせください。

いつも応援ありがとうございます、という言葉に尽きます。『名探偵コナン』にはご当地もののエピソードもありますが、そのたびにみなさんが舞台になった土地に足を運んでくださって。本当にコナン愛にあふれていますよね。ありがたいですし、みなさんの熱意に触れるたびに「自分もしっかりしなきゃ」と気が引き締まります。

ちょうど今年は映画にもキッドが登場しますし、みなさんとお会いできる機会が例年より増えると嬉しいです。コロナ禍前まで開催していた映画の前夜祭イベントも楽しかったので、いつか復活してほしいと思っています。

――最後に、“オシゴト”に励んでいるみなさんにメッセージをお願いします。

自分を元気にするものは、すごく必要だと思います。好きなものについて考えている時間って、楽しいじゃないですか。同じものが好きな仲間が見つかれば、そこから新しい付き合いが始まるかもしれません。自分が好きなものをどんどん推して、「これが好き」と声に出してみてほしいです。言葉にすれば、叶うこともあると思います。好きなものと一緒にいると前向きになれるので、みなさんもそんな生活を楽しんでください。

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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)

©2024 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会 ※詳しくは画像をクリック

劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』は4月12日(金)公開! ストーリーや上映館など、詳細は公式ホームページを要チェック。

劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』公式HP

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