皆さま、はじめまして。NRサプリメントアドバイザーの関川です。

最近何かと巷で噂になっているテストステロンという言葉。男性であれば誰でも一度は耳にしたことがあるフレーズではないでしょうか?

モテホルモンやセックスホルモンなど呼び方は様々ですが、ボディメイクや性機能向上など男性としての魅力UPを連想する言葉ですね。

今回はそんな男性ホルモンについて正しく理解していただき、そのうえでテストステロン値を効率的に増やすことができるサプリメントをランキング形式で紹介していきます。

テストステロンブースターを利用する前に……

メンズヘルスケア業界にいる者として、日々たくさんの男性から様々なご相談をいただきますが、そんな中で常々感じていることが1つあります。

それは、「意外とテストステロンを正しく理解している方が少ない」ということ。以下のような質問は、特にたくさんの方々からいただきます。

  • テストステロンを増やすとハゲると聞きましたが本当ですか?
  • サプリでテストステロンを増やすと筋肉が付くのでドーピングですよね?
  • 精力が上がるという噂は本当ですか?
  • テストステロンって危険なんですか?

たしかに、最近では海外製のサプリメントや医薬品が簡単にネット購入できる輸入代行サイトも増えてきています。便利になった反面、知識が無いと危険性の高い製品を知らずに利用してしまうリスクも考えられるでしょう。

実際に厚生労働省も健康食品や医薬品の安易な個人輸入に対して警告を行っています※1

海外と日本では医薬品を管理する法律である『薬機法』が異なるため、「サプリメントだと思って購入した物が実は日本では医薬品指定成分だった……。」「それどころか危険なアナボリックステロイド剤だった……なんてことも考えられます。」

この記事をお読みいただいている方はサプリメントによってテストステロン量を増やすことを目的にされているかと思います。私がおすすめするテストステロンブースターを紹介する前に、まずはテストステロンについての理解を深めてください。

※1参照:健康食品や医薬品、化粧品、医療機器等を海外から購入される方へ

1.テストステロンとは? 男性ホルモンとの違いは?

皆さまはそもそも男性ホルモンとテストステロンの違いをご存じでしょうか? 男性ホルモンもテストステロンも同じ文脈で使われることが多い言葉でもあるため、細かい違いを理解していない方は意外と多いはず。

まずはテストステロンを増やすというのがどういうことなのか? を知っていただくためにも、テストステロンと男性ホルモンの違いを解説させていただきます。

男性ホルモンを一言で表すとすれば、男性の体の中に多く存在するホルモンのこと。実は男性ホルモンという固有のホルモンは存在しておらず、複数のホルモンの総称なのです。具体的には以下のようなホルモンが存在しています。

  • テストステロン
  • ジヒドロテストステロン
  • デヒドロエピアンドロストロン
  • アンドロステロン
  • アンドロステンジオン
  • エピアンドロステロン

テストステロンはあくまで上記の複数のホルモン群のうちの一つなのです。

よく男性ホルモンが増えると抜け毛が増える、ニキビが増えるという噂を聞きますが、これは男性ホルモンの中でもジヒドロテストステロンと呼ばれるホルモンによる影響なんですよ。

ではテストステロンが増えることによって体や心に生じる影響とは具体的にどのような物があるのでしょうか。

2.テストステロンが増えることによるメリットとは

テストステロンを増やすサプリを探している皆さまの多くは、筋肉や精力など男性らしさを求めている方が多いのではないでしょうか?

テストステロン値の高い男性と聞くと、たしかに精力旺盛で活動的、脂肪は少なく、筋肉質なギラギラしたマスキュリンな人物像を連想する方が多いはず。実はこのイメージ……まさにその通りと言えるでしょう。

つまりテストステロンとは何なのか?

これに対して一言で答えるのであれば、男性と女性の違いを作りだすホルモンです。

思春期の前後を思い返してみてください。

小学校中学年程度までは男性も女性も、思考や体格にそこまで大きな差はありません。しかし小学校高学年に入ると、少しずつ男性はたくましく男らしくなっていきます。

骨は太く筋肉質に、喉仏が発達して声は低くなります。異性に興味を持ち始め、精通し、性器は大きくなり、陰毛も生え始めます。髭や胸毛も少しずつ生え始めて、10代後半になる頃には男性と女性では興味の対象も外見もまるで違うものになりますよね。

実はこの思春期に発生する心と体の変化こそがテストステロンによるものなのです。

実際にカナダの大学が513名の男子を対象に行った調査でも、10歳前くらいからテストステロン値は上昇を始め、15歳になる頃には7倍まで上昇するという結果が確認されております※2

ここまでで、テストステロン値が増えることによって起きる具体的な変化についてはある程度ご理解いただけたのではないでしょうか?

そうです。テストステロンとは肉体面や精神面の男性的要素をより色濃くするホルモンなのです。

では、逆にテストステロン値が低下すると体や心にはどのような変化が発生するのでしょうか?

これも実際にわかりやすい例を用いて解説出来ればと思います。

テストステロン値の低下を身近に感じる人生でのイベントとしては30歳以降の体形やメンタル面の変化がわかりやすいはずです。

具体的には中年太りや不安やイライラ、ED、性欲減退……このような男性としての機能の衰えにもテストステロンが非常に大きく影響しております。

実際に男性力の源であるテストステロンは30歳以降毎年1~2%程度減少していくことが確認されており、20代男性の平均遊離テストステロン値と比較して40代では約2割減、60代では約4割も減少します。

ちなみに最近話題の男性更年期障害(LOH)もテストステロン量低下によって伴う症状です。男性更年期障害による症状も性欲や勃起力低下等の性機能減退、筋力低下や積極性低下などまさに男性らしさの衰えが代表的。

つまりテストステロンを増やすということは筋肉や骨の発達といった肉体面、ストレス耐性や性欲などのメンタル面、さらには性機能面などまさに男性としての濃度を濃くしていくための取り組みなのです。心身ともに男性としての魅力を維持するといった意味では非常に重要なホルモンなんですね。

※2参照:Testosterone Trajectories and Reference Ranges in a Large Longitudinal Sample of Male Adolescents

3.テストステロンを増やす主な方法

テストステロンとは何なのか? テストステロンを増やすことで一体どんなメリットを得られるのか?

ここまででご理解いただけたのではないでしょうか。

続いて気になるのはどうすればテストステロンを増やすことが出来るのか? という部分だと思います。

十分な睡眠、定期的な運動、バランスの取れた食事など規則正しい生活を続けていくことは男性ホルモンの値を最適な状態で維持するうえで何よりも重要。

ただ、この記事をお読みの皆さまが知りたいのは生活習慣部分よりも、特定の何かを体に入れることでより効率的にブーストする方法のはずです。そもそもテストステロンブースターとは何なのか? どんな種類があるのか? といった部分を解説していきます。

生活習慣の最適化以外でテストステロンを増やす方法という広義のテストステロンブースターは、大きく以下のように分類することができます。

基本的にテストステロンブースターは天然由来の素材を採用したサプリメント(非医薬品)を指すことがほとんどなのですが、まれにテストステロンを直接含んだ補充剤(医薬品)もブースターとして指される場合があるので注意が必要です。

医薬品(テストステロン補充剤)について

テストステロンを増やす医薬品としては、睾丸に塗る男性ホルモン軟膏やテストステロン注射などがあります。これら医薬品系のブースターの特徴としてはテストステロンを直接体内に取り入れるため、即効性が高いという点でしょう。

一方で、本来体内で生成されるテストステロンがダイレクトに体内に投入されることで、テストステロンを生成する体本来の機能が低下してしまうといったリスクもあります。その他にも精子数の減少や女性化乳房、多血症や精巣委縮、前立腺肥大症など健康被害の危険性も想定されるため、個人の判断で安易に行っていいものではありません※3

基本的にはテストステロンを生成する機能自体が低下している年配男性向けに処方されることがメインとなる手段です。

※3参照:男性機能障害

サプリメント(狭義のテストステロンブースター)について

サプリメントタイプのテストステロンブースターはテストステロンを直接保有することはなく、体内でのテストステロン生成を最適化させることで、間接的にブーストさせるという仕組みです。

そのため、一定期間継続をする必要がありますが、利用停止後にテストステロンの生成機能が低下するといったリスクが無いと言われております。

海外製のテストステロンブースターサプリメントは日本国内とは薬機法が異なり、海外ではサプリとして販売されているのに、日本では副作用の重篤リスクから医薬品していされている物も存在しています。具体的に以下のような成分は日本国内では医薬品に指定されています。

  • アシュワガンダ
  • トリビュラス(ハマビシ)
  • ヨヒンビン

では国産のサプリメントなら100%間違いはないのか?

残念ながら体感の強さに関しては選ぶサプリメントによって大きく異なります。

たとえばですが亜鉛やマグネシウム、ビタミンDなどは日々の栄養素で十分に摂取することが推奨されている基礎栄養素です。これらが不足すると当然体は不調になりますし、テストステロン量が低下することが確認されています。

実際にアメリカの大学が行った研究では、被験者に20週間にわたり亜鉛の不足する食生活を送らせ、ホルモンへの影響を調査しました。すると、なんと遊離テストステロン値が約50%も低下する結果となりました※4

では亜鉛が不足することのない食生活を送っている男性が亜鉛を積極的に取ることでテストステロン値がさらに増えるのか? というと、残念ながらそのような結果にはならない可能性が高いです。

本来ビタミンやミネラル等の基礎栄養素は食事で十分にとることが理想とされているニュートリションであり、不足していないにも関わらずサプリメントで積極的に取るメリットはありません。むしろ過剰摂取につながり、体調の悪化に繋がるリスクすら考えられます。

では健康体の男性が積極的に摂取することで、さらにテストステロンを増やす方法はあるのでしょうか?

それこそが「エルゴジェニックエイド」と呼ばれるサプリメントです。

コンデョションを正常な状態に近づけることを目的とした補完的サプリメントが基礎栄養素だとすると、エルゴジェニックエイドとは100%を120%に近づけることを目的とした助長的サプリメント群を指す言葉です。

今回の記事では安全性の高い国内製サプリメントかつ、120%を目指すことを目的とした体感の強いエルゴジェニックエイド型のテストステロンブースターをランキング形式で紹介していきます。

※4参照:Zinc status and serum testosterone levels of healthy adults

おすすめの助長型テストステロンブースターランキング

それでは早速エルゴジェニックエイド型のテストステロンブースターを順番に紹介していきます。

ランキングといっても、サプリメントの体感は個人差も非常に大きいのが実情。そのため、研究データや安全性、飲みやすさ(1日の推奨量)、NRサプリメントアドバイザーの私の個人的意見も加え、できるだけ公平に順位をつけさせていただきました。

参考程度にお読みいただけますと幸いです。

7位.ロディオラ(イワベンケイ)

皆さまはロディオラと呼ばれるハーブをご存じでしょうか。日本語ではイワベンケイと呼ばれており、気温が低い山岳地帯に生息する植物です。

テストステロンブースターとして使用されることは少なく、ストレス解消や認知機能改善などを目的に使用されることの多いサプリメントです。実際にイギリスの大学が行った調査では、ロディオラを毎日200mg被験者に摂取させたところ、不安スコアが14%改善され、気分全般の大幅な向上が確認されました※5

テストステロン値の変化に関する調査も行われており、200mgのロディオラサプリを1日に3回一定期間摂取させた結果、被験者のテストステロン値が7%上昇している結果が確認されました※6

決して大きなテストステロン値の上昇とは言えませんが、ストレス等に悩んでいる方には相性の良いブースターサプリメントと言えるかもしれません。

※5参照:The Effects of Rhodiola rosea L. Extract on Anxiety, Stress, Cognition and Other Mood Symptoms
※6参照:Examining the Effects of Herbs on Testosterone Concentrations in Men: A Systematic Review

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