「モノを売るだけではなく、多種多様な体験や思い出を作る場所」を作りたいという想いをこめて、三井不動産は、国内外に約40もの「三井ショッピングパーク ららぽーと」や「三井アウトレットパーク」を展開しています。次世代の商業施設として、2022年4月に「三井ショッピングパーク ららぽーと福岡(福岡県福岡市)」、2022年11月に「三井ショッピングパーク ららぽーと堺(大阪府堺市)」が開業しました。

多種多様な体験や思い出の場となること、そして、地域とのつながりを意識してつくられた施設に込めた思いを、担当者にインタビューしてきました!

他とはちょっと違う……!?
2022年に誕生したららぽーと福岡・ららぽーと堺とは

2022年4月25日に九州初のららぽーととして開業した「三井ショッピングパーク ららぽーと福岡」。地元中学校も利用する本格陸上トラック、子どもから大人まで楽しめる約4,000㎡の広場「オーバルパーク」や、農園体験を通じて食の営みを学べる「アグリパーク」などがあるのが特徴です。

  • ららぽーと福岡

    「出会い×体験の広場~“ふれあい”と“つながり”のまちへ~」をコンセプトに、福岡市青果市場跡地につくられた「ららぽーと福岡」。モノを売るだけでなく体験や思い出を作る場所として、地域とのつながりを意識して運営される。

関西エリア4施設目のららぽーととなる「三井ショッピングパーク ららぽーと堺」。人々の日常の楽しみ、憩い、利便性をつなぐ、地域の中心地となるよう、食やお買い物、イベントを通じて多種多様な体験ができるチャネル(接点)を提供する施設を目指し、2022年11月8日に誕生しました。

  • ららぽーと堺

    食やお買い物だけでなく、イベントを通じた新しい体験を提供すること、 地域の皆さまが集まる交流拠点となること、 さまざまなチャネル(接点)を通じて、いつでもお客さまに喜んでいただけることを目指している「ららぽーと堺」

ららぽーと福岡について詳しくはこちら

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商業施設内には新感覚のお店や遊び場も

  • うなぎの寝床

    ららぽーと福岡に出店する「うなぎの寝床」。福岡県八女市を本拠地とした「地域文化商社」の店舗で、ただ伝統工芸品を並べて紹介するのではなく、地元の良品を現代的な目線でキュレーションし、新しい切り口で文化を提示しています。

  • MARKET351

    ららぽーと福岡は、福岡青果市場跡地であった土地の歴史を受け継ぐ「フードマルシェ」ゾーンも充実しています。青果仲卸業者が展開する新業態「MARKET 351」では、野菜や果物、肉・魚を買えるだけでなく、それらを使った料理をその場で味わうこともできる、グローサリーとレストランが合わさった「グローサラント」という形をとっています。

  • MIHARAパーク

    ららぽーと堺には広々としたベビー休憩室や子どもが楽しめる遊具もある遊び場「MIHARAパーク」が屋外に設けられています。ららぽーと堺に限らず、ららぽーとではこのようにお子様連れでも安心してお買い物や食事を楽しんでいただける施設づくりを心がけており、この点が評価され、商業施設としては唯一「マザーズセレクション大賞」を受賞しています。

  • 三井不動産は、スポーツやエンターテインメントの力を活用した街づくりにも力を入れています。ららぽーと福岡は施設屋上に200m陸上トラックなどを擁するスポーツパークを、ららぽーと堺は館内中央にXスポーツやダンス、3x3、eスポーツ、音楽ライブなどの幅広いイベントを開催できるスタジアムコート「Fansta XROSS STADIUM(ファンスタクロススタジアム)を備えています。

担当者に直撃インタビュー!
ららぽーと誕生の秘話とは?

ただの商業施設ではなく、出会いと体験を生み出す場として誕生した「ららぽーと福岡」と「ららぽーと堺」。そのコンセプトはどのように生まれ、どのように実現されているのでしょうか。

今回はららぽーと福岡の開発担当としてプロジェクト序盤からビジョンを描いてきた高山卓磨さん(商業施設本部)と、日々の運営の中でそのビジョンの達成を目指す石塚勇輝さん(商業施設本部)・山中昭平さん(三井不動産商業マネジメント株式会社)に話を聞きました。

─「出会い×体験の広場~“ふれあい”と“つながり”のまちへ~」という施設コンセプトが定まった経緯を教えて下さい。

商業施設本部 リージョナル事業部 高山卓磨(以下、高山):昨今では多くの人がインターネットで、ものを買うようになり、その傾向はコロナ禍でさらに加速しています。こういった状況で新しく商業施設を作ろうとしたとき、何よりもまず「ものを買うこと」それ自体の意味を改めて考える必要がありました。

ものを買うという行動を分解してみると、「ものを手に入れる」という段階に至るまでに、「新しいなにかに出会う」「いろいろなものにふれて体験する」「ものを取り囲む文化や人びととふれあう」といった“心が動く”プロセスがあることに気付きます。むしろそういった出会いや感動の体験プロセスにこそ、お買い物の価値があると私たちは考えました。これがコンセプト設計の出発点です。

─地域の特性からもインスピレーションを受けましたか?

高山:「ららぽーと福岡」の出店地はもともと青果市場でしたから、多くの人が集まり、交流する場でした。その魅力をベースに、これからは市場の関係者といった限られた方々ではなく、どんな人でも集まって交流できる自由な場所にしてはどうだろうかと考えました。

みんなが集まり、自由に使える場所というイメージから浮かんだのが「広場」というコンセプトです。施設内にいくつもの「パーク(広場)」を設け、お買い物をするだけでなく、身体を動かしたり音楽を聴いたり、ただ寝転がって過ごしたりもできるような、多目的空間に仕上げようということになりました。

─街の表情も大きく変わりそうですね。

高山:もともと工場の多いエリアで、休日に訪れる場所というイメージではありませんでしたが、ここ最近は住宅地としての人気が高まっています。実は博多からたった一駅、高速道路の出入口や空港も近く、アクセスに優れた便利な場所なんです。

「ららぽーと福岡」の開業にあたっては、施設内にバスターミナルを設け、各方面からのバス路線を新設するなど、交通環境の整備にも取り組みました。これをきっかけに、さらに住みやすい街になっていくと嬉しいです。今回の開業で遠方からこのエリアに訪れる方が増えれば、新しい風も吹き込みそうですね。

─地域の方々に愛される施設となるため、どういった取り組みをされていますか?

商業施設本部 商業施設運営部 石塚勇輝(以下、石塚):「ららぽーとに行きたいな」と思ってもらうためには、地域のニーズに合わせて施設のあり方を柔軟に変えていく必要があると思っています。そのための取り組みの一つとして、パークの使い方を地域の方々と一緒に考える仕組みを作っています。私たちが使い方を決めて押しつけるのではなく、住民の皆さまから「こういう使い方がしたい」「こんな活用もできるんじゃない?」など意見をいただき、その実現を目指すかたちです。

三井不動産商業マネジメント株式会社 ららぽーと福岡オペレーションセンター 山中昭平(以下、山中):開業前にも地域の方々と共に「準備会」を立ち上げ、定期的にヒアリングを実施しているんです。地域の方々からはたくさんの活用アイデアをいただいており、すでに実現にこぎつけているものもあります。

─実際の活用方法をいくつか教えてください。

山中:たとえば屋上の陸上トラックは、この6月から那珂中学校陸上部の皆さまに活用いただいており、同様の取り組みがテニス部やバスケ部でも始まる予定です。そのほか、吹奏楽部の演奏発表の場として活用したい、幼稚園の運動会や地域のお祭りの会場として使いたいという声をいただいたりもしています。

地域の方々がやってみたいことを一番良いかたちで実現できるよう、ルールを整えていくのも我々の役割だと思っています。これまでの施設運営で積み上げてきた危機管理の知見をしっかり活かし、自由に使えてかつ安心・安全な施設づくりに取り組む所存です。

─「ららぽーと福岡」はどのような施設として地域に根付いていくのでしょうか。開発・運営担当から見たビジョンを教えてください。

山中:地域の方々の記憶にずっと残り、「またここに戻ってきたい」と思っていただけるような場でありたいです。いろいろな目的のもとで何度も通い、思い出のシーンを彩る大切な場所になり、ここでの出会いや体験が何十年後かにもその人の人生で活きるような、そんな存在になれると良いなと思います。

高山:公園のように自由に楽しんでもらえる施設であり続けたいですね。子どもたちの創造力が培われ、大人ものびのび過ごせる空間として、多くの方々にご活用いただければ。また、利用目的が限られないパークの特性を活かして、時代に合わせて進化していける施設でありたいとも思っています。

石塚:もともとあったエリアの良さを受け継ぎ、それをアップデートしていく場になると良いなと思っています。初めて訪れる方はもちろん、昔からここに住んでいた方も、地域の魅力に改めて気付き、新しい景色を共に作っていける─そんなかけがえのない出会いと体験が生まれる場所でありたいですね。

三井不動産はスポーツを軸にした街づくりの旗印として「BE THE CHANGE さぁ、街から世界を変えよう。」というスローガンを掲げ、「発信する」「つなぐ」「受け入れる」というテーマのもと、自らが変化となり、街づくりを起点に、人や地域や社会にいい変化をつくりだし、変えていくことを目指しています。これからの三井不動産の取り組みにも、目が離せません。

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