人生において大きな転機となる、子どもの誕生。育児休暇からの復職など、初めてなことばかりの毎日に不安を抱くお父さん・お母さんも少なくないでしょう。マイナビニュースでは、そんな皆さんからのお悩みをアンケートで募集しています。今回は、「食で人を健康にしたい」をモットーに食育や子育て支援活動を行う管理栄養士・山根みずえさんにアドバイスをいただきました。

今回のお悩み相談

「子どもにどういうバランスで栄養を与えていったらいいのかわからない」(39歳/男性/しんいちさん)

お子様の栄養バランスは、自分のこと以上に気になりますね。基本は大人と一緒で、一食に主食、主菜、副菜、汁物(もしくは副菜もう一品)があるのが理想的。たとえばご飯、ハンバーグ、サラダ、スープ(もしくは野菜のソテー)といった組み合わせです。

しかし、これはあくまでも理想であり、お仕事をしながら3品もおかずを準備するのはなかなか至難の技です。麺類にお肉、野菜をたっぷり入れたボリューム満点の1品や、丼物と味噌汁といった組み合わせでもOKです。野菜が足りないと感じる時は、汁物を具沢山にすると手軽に野菜を摂取できます。果物、乳製品は1品ずつ、1日のどこかで摂れるとよいでしょう。

また、保育園や幼稚園の給食は、栄養バランスや量の参考になります。献立表や給食の写真をチェックして、食材の組み合わせを真似してみるのも手です。

復職したばかりの頃は、リズムがなかなか掴めず、時間的にも精神的にも余裕がなくなりがち。お子様の栄養バランスももちろん大切ですが、毎日の食事作りが負担にならないようにしましょう。一から自分で作るとなると大変なので、お惣菜や料理キットを取り入れるのもオススメです。

また、休日の時間がある時に野菜を使った常備菜を作っておくと、平日はメインの料理のみ作ればよいので余裕が生まれます。無理なく仕事と家事、育児を両立できる方法を見つけられるとよいですね。

山根みずえ
大学卒業後、管理栄養士資格を取得。「食で人を健康にしたい」という目標を持ち、飲食店の店舗運営やヘルスケア企業でのカウンセリング、健康セミナーの企画・運営に携わる。出産を機に、子どもの食への関心が高まり、食育や子育て支援活動に従事。現在は栄養院オンラインにて妊娠期から子育て世代のパパ・ママの栄養カウンセリングや料理LIVE配信を行う。
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