大規模洋上風力発電施設の建設を目指して

「大きな事業だからこそ、『人対人』の考え方が大切なんだね。ところで、いまはイギリスのプロジェクトを担当しているんだよね。詳しく教えて!」


「この事業はイギリス東部の北海で『トライトン・ノール(Triton Knoll)洋上風力発電所』と呼ばれる9,500kW級の巨大な風車90基の建設、保守、運転に参画するものです。2021年の運転開始を目指してプロジェクトがスタートしました」


「とても大きな規模でびっくり! 大型の火力発電所1基分くらいだね。でもなんで陸地に作らないの?それにどうしてイギリスなの?」


「陸上では、地形によって風向きが乱れやすく発電効率が悪くなることがありますが、海上は平たんで風が安定しています。また、風車のような大きな資材も海上では比較的に簡単に運べることも、洋上風力発電の強みです。

ヨーロッパは洋上風力の設備容量のうち世界の8割強を占めますが、なかでもイギリスは、北海上で偏西風が吹くため年間を通して風が安定していることや、遠浅の海岸が続いているなどの好条件から、洋上風力の導入実績が世界1位です。J-POWERは今回、投資参加だけでなく現地の事業会社に社員も駐在して、世界で洋上風力をリードするイギリスでイチから建設に携わることで、一連の知見を得たいと考えています」


「『洋上』での風車の建設・運転のノウハウを、日本でも応用していきたいんだね」


  • 年間を通して安定した風が吹くイギリスは洋上風力実績世界No.1

「実際に、福岡県北九州市でも大規模洋上風力発電の実現に向けて調査をしていますが、イギリスで学んだ知見をすぐにでもこちらで活かせるようにしたいと考えています」


「なるほど、よくわかりました!赤羽さんはその中でどんなお仕事をしているの?」


「国際営業部に所属して、技術系と事務系あわせて5名のチームで携わっています。私は、当社がこのプロジェクトに参画するために、事業性の調査や法務手続き、イギリスでの現地法人設立・運営の手続きなどを担当しています」


「ここまでどんなことが大変だった?」


「今回の案件に参画すると決めてから、実際に事業として問題ないかを精査をするのに苦労しました。リスクの洗い出しなどをするために、膨大な契約書や資料をチーム総出で読みこみました。海外洋上風力事業への参画は、当社ではもちろん日本の電力会社でも初めてのことでしたので、その時点では前例がありません。それでも、J-POWERがこれから日本の洋上風力発電において主導をとっていくためにも、なんとしてもプロジェク参画へと前に進めるべく、一丸となりましたね」


「日本にとって大きな意味のあるプロジェクトだね。海外事業は前から意識していたの? 海外の人との仕事で大変なこともある?」


「学生のころから再生可能エネルギーに興味があり、特に当時から再生可能エネルギーに積極的なヨーロッパに興味があったので、担当になったときは純粋にうれしかったです。

もちろん大変さもあります。いま担当している現地法人設立の仕事では、イギリス国内の法務や会計についてアドバイスをしてくれるパートナーがいます。時差もあり当初はメール中心で話を進めていましたが、細かいニュアンスが伝わりにくく、相手の反応も遅く感じました。

そこでなるべく電話で話してみるよう意識したんです。ゆっくりでも丁寧に会話を続けていると、話も伝わり、メールでの相談の返信もとても速くなりましたよ!

こちらから『あなたは私にとって必要な人なんです』という思いを込めてコミュニケーションすると関係がとても良くなりました。この積み重ねで、海外の人とも信頼関係が築けるではないかと思っています」


「『人対人』の仕事だというのは、国内でも海外でも変わらないね」


「最後に、今後の目標はありますか?」


「1月からはJ-POWER社員のイギリス駐在も始まりました。日本から駐在員をサポートしながら、チーム一丸となってトライトン・ノール洋上風力発電所建設が前に進むよう頑張りたいです。

今後、J-POWERではますます再生可能エネルギーや海外事業を拡大していく目標があるので、そうした新しいプロジェクトを発掘してみたいですね。

実は学生の頃に再生可能エネルギー先進国であるドイツへ留学していました。それに、スペイン語やフランス語も勉強中です。自分のノウハウを活かして、ヨーロッパでの仕事も携わるなどして学んでいきたいですね!」


「夢があっていいね!これからも応援しているよ! 今日はありがとう!」


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J-POWERでは今後の中長期的な取り組みとして、再生可能エネルギーを2025年までに100万kWの新規開発を計画しているという。今回紹介したトライトン・ノールのように、日本国内だけでなく、海外においても再生可能エネルギーの開発に着手するJ-POWER。持続可能な社会を目指し、今日も事業に取り組んでいる。

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