「女性は恋をすると綺麗になる」とよく言うけれど、実際に女性が恋をして、どんどん綺麗になっていく様子を見たことがある人ってどれくらいいるんだろうか。

僕はある。「バチェラー・ジャパン」で見た。

「バチェラー・ジャパン」とは?

バチェラー・ジャパン」は、Amazon Prime Videoにて独占配信中の婚活サバイバル番組である。アメリカで人気の"The Bachelor"の日本版だ。

セレブでイケメン、かつ人間的魅力にあふれた完璧な独身男性=「バチェラー」が、厳しい審査を勝ち抜いた女性20人(シーズン1では25人)の中から運命の相手となるたった1人を選び出す……、というのが番組の趣旨である。

当然そんな大勢の女性の中からいきなり1人を指名できるはずはなく、バチェラーはエピソードごとに女性たちを豪華なデートに招待し、仲を深めながら互いの相性を見極めていく。

  • 「バチェラー・ジャパン」シーズン2より

そして各エピソードの最後には、次のエピソードに残ってほしい女性1人1人にバチェラーがローズを手渡す「ローズセレモニー」が行われる。ローズの数は限られており、ここでローズを受け取れなかった女性は番組から去る決まりだ。こうして徐々に人数が減っていき、最後の1人がバチェラーと結ばれるのである。

▼知らない人のための「バチェラーのトリセツ~3分で分かる見どころ徹底解説~」

観るとめちゃめちゃ恋がしたくなり、筆者がドハマリしている「バチェラー・ジャパン」。しかし、実際には観たことがない人も多いようだ。

観ない理由は、“馴染みがない”から?

今回マイナビニュース読者会員の20~40代の男女、1,504人に「バチェラー・ジャパンの視聴状況」についてのアンケートを実施した。その結果によると、「バチェラー・ジャパン」の認知度は全体の50.5%とほぼ半数で、そのうち実際に視聴したことのある人は17.6%だった。

そこで、現在配信中の「バチェラー・ジャパン」シーズン2を観ていない人に、なぜ観ていないのか理由を聞いてみることに。

「番組を知っているけど観たことがない」と答えた495人のうち、観ていない理由として1番多かったのは「普段から恋愛ドラマや恋愛バラエティーものをあまり観ないから」だった。

それ以降は「配信時間を知らないから」「楽しみ方がわからない」「1話目を観れていないので今更感があり躊躇している」と続いた。皆さんのなかでも、心当たりがある人も多いのではないだろうか。

視聴者は何を楽しんでいるのか?

そこで上記の結果を踏まえ、そもそもなぜ「シーズン2」を観ようと思ったのか? 視聴したことのある人に、意見を聞いてみたいと思う。

まずは「シーズン2」を観ようと思った理由から。最も多かったのは、やはり「前シーズンが面白かったから」。リピーターが多いようだ。しかし、それとほぼ同票で「CMをやっていて気になったから」となっていた。(そのCMが下記だ。)

また、そんな方々が「シーズン2」のなかでも、どのポイントを1番楽しみにしているのか聞いてみると、「女性たちのドロドロ感」がダントツに。後には「男性一人を複数の女性たちが奪い合うシュチュエーション」「先が見えない展開を予想しながら楽しめる」が続く結果に。

さらに、「シーズン2」を観た人はバチェラー(小柳津林太郎さん)や参加女性たちについてどう思ったのか、自由回答の一部を見てみよう。

・「参加女性が綺麗な人が多かった気がする。小柳津さんもバチェラーにピッタリだと思う」(40歳/男性)

・「参加女性のアピールテクがアドバイスとして有効活用できそうな気がした」(32歳/女性)

・「バチェラーのタイプが前回と全く違って、デートの進め方が面白かった」(38歳/男性)

・「出演者の人間模様がすごい。いろいろと勉強になることが多い。どうなるんやろ?ってワクワクする」(33歳/男性)

・「それぞれの女性の駆け引きが面白い」(32歳/女性)

・「女性陣の裏の顔が怖すぎて見入ってしまう」(27歳/女性)

以上のアンケート結果をまとめると、今ハマっている人は「恋愛の駆け引き」「女同士の闘い」を楽しんでいる人が多いようだ。

でも、そういった“心理戦”や“ドロドロした人間関係”が苦手で、「なんだか怖そうで観るのを躊躇してしまう」「どう楽しめばいいのかわからない」という人も、もちろんいるだろう。

ただ、安心してほしい。僕もそういった人間の1人だ。恋愛の駆け引き、女同士の結託や裏切り、そういった要素は「バチェラー・ジャパン」の一側面にすぎない。

声を大にして言いたい。「バチェラー・ジャパン」の真価は、そういったエピソードを重ねて行くにつれ、恋が人を変えていくさまを目の当たりにできることにあるのだと。

女性の目がどんどん澄んでいく

「バチェラー・ジャパン」に参加する女性は当然美女揃いなわけだが、エピソードを重ねて人数が絞られるにつれ、反比例するようにその美しさはますます増していく。これは雰囲気の話ではない。本当に見てわかるくらい、より美人になっていくのだ。

もちろんバチェラーは魅力的で、女性たちは皆バチェラーのことが好きだ。でもその気持ちも、回が進み、ローズセレモニーでバチェラーから選ばれ続け、豪華で手の込んだデートを重ねていくうちにどんどん深まっていく。

最初はミーハーな気分でバチェラーに接しているように見える女性も、バチェラーと話し、バチェラーのことを考え、共に時間を過ごしていく中で、カメラを意識していた“バチェラーを見る目”が、深く吸い込まれるように澄んだ“好きな人を見る目”に変わっていく。その様子が見ているこちらにも分かるのだ。

デートは常に1対1とは限らないので、もちろん他の女性の動向を気にしたり、嫉妬したり、時には感情の矛先がバチェラーに向かい、時には険悪な雰囲気が女性同士の間に流れることもある。客観的にその様子を見るのも確かに面白い。でも僕は、その楽しみ方は「バチェラー・ジャパン」の半面だと感じる。

気づけばシンクロしている?

バチェラーと女性たちは、「バチェラー・ジャパン」の中で出会い、全身全霊で恋をし、最後の1人に選ばれるために奪い合う。それは時に醜く映るかもしれない。

だがしかし、ほかの女性の前では決して弱みを見せない自信家の女性や、ムードメーカーとして常に場を盛り上げる女性が、バチェラーの前で初めてその虚飾を剥いで正対する姿や、その末にバチェラーと抱き合って、その女性の目から涙がこぼれ落ちるのを見た時、番組を見ている僕らの気持ちは完全にシンクロしてしまうのだ。

たとえワンカット後には、また女性同士のマウンティングが始まるのだとしても、美しい一瞬がそこにはある。人間関係に身を置く限り、程度の差はあれど軋轢も駆け引きも避けられない。それは男女の間でもそうだ。好き同士でさえ、分かり合える瞬間は多くない。それでも、本当にお互いの心が通じ合う奇跡のような一瞬がそこにはあるのだ。

はたまた、観ているうちに参加女性の中から“推しメン”ができ、その人を一生懸命応援し、バチェラーといい感じになって選ばれれば一緒に喜び、そして選ばれなかった時には、とても悲しい気持ちになる。そんな風に自然と感情移入をしてしまうのだ。それもきっと、女性たちが全身全霊で恋をしているからこそのこと。

「バチェラー・ジャパン」シーズン2のバチェラー・小柳津 林太郎さん

また、さきほどの自由回答として挙がった意見の中には、「シーズン2」のバチェラー・小柳津 林太郎さんの人間らしさ・積極性・素直さを、見どころのひとつに挙げる人もいた。

小柳津さんは、現在大手IT企業の幹部を務めており、6歳から14歳までをニューヨークで過ごした帰国子女である。そんなエリートである彼だが、時には自分の感情を素直にさらけ出して女性たち同じように悩み苦しむ姿は人間味溢れる。そんな彼だからこそ、女性たちも最初こそ“顔”や“肩書”に惹かれていたとしても、次第に心の底から小柳津さんに恋をしてしまうのかもしれない

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最近ときめいていない人、恋がよくわからなくなってしまった人、人を好きになることに怖がってしまう人は「バチェラー・ジャパン」を観て、そんなバチェラーと女性たちの恋の行方をハラハラドキドキしながら、ぜひ見守ってほしい。

「バチェラー・ジャパン」は、Amazon Prime Videoにて独占配信中(詳しくはコチラ)。シーズン2は6/29に最終回を迎えたが、動画配信番組なので、自分の好きなペースで第1話から観ることができる。シーズン1を未見でも全く問題ないし、2→1という順番でも十分楽しめるはずだ。下記に本編の予告動画を貼っておこう。

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[PR]提供:Amazon Prime Video