唐揚げ好きによる唐揚げ好きのための団体・日本唐揚協会。2008年に設立され、唐揚げの普及と啓蒙に務めている組織である。公式ウェブサイトで2009年から開始した唐揚検定を受験し、合格した“カラアゲニスト”は実に9万人超というからすさまじい。

そんな日本唐揚協会が謎の会合「謝肉祭」を開催するという。この会合に取材班が潜入した。会合の途中では、黄色いパッケージのヨーグルトで一同が乾杯し始める不思議なシーンも。唐揚げにヨーグルト……?

謎の会合「謝肉祭」とは? また唐揚協会の公認となったヨーグルトとは?

いざ、謝肉祭に潜入

「謝肉祭」とは日本唐揚協会が唐揚げへの感謝を込めて2月9日と11月29日に開催しているイベント。2月9日は「肉の日」、そして11月29日は「いい肉の日」というわけだ。初開催は2012年、カラアゲニスト1万人突破記念イベントとしてスタートした。

  • 今回は11月29日、"いいにくの日"に参加した

今年の会場は「ビストロ彩(渋谷)」。全国各地から唐揚げ大好きな約100名のカラアゲニストが集結し、唐揚げを頬張りながら唐揚げへの熱い思いを語り合った。全国から取り寄せられた名店の唐揚げの数々に加えて、キムチで味付けされたものなど普段はあまり目にすることのない多種多様な唐揚げが登場。会場を茶色に彩った。

オープニングステージには日本唐揚協会のやすひさてっぺい会長が登壇し、「本日は天気もカラッとあがり謝肉祭日和。ぜひ大いに楽しんでいただきたい」と挨拶。会場に集まったカラアゲニストたちを盛り上げた。

女性二人で初参加した宮脇さんと池田さんは、「前から参加してみたかったので(今日参加できて)よかったです。こんなにたくさんの唐揚げを見たのは初めてです(笑)。改めて唐揚げ大好きになりました」とコメント。

ひとしきり盛り上がった頃、会長のやすひさ氏が再びマイクをとり、登壇。「この度、我々唐揚協会は、このPA-3というヨーグルトを協会公認ヨーグルトに認定します。これからも唐揚げをおいしく食べ続けるために、唐揚げのシメにはヨーグルトを!!」と呼びかけ、同ヨーグルトを片手にみんなで乾杯した。

  • PA-3で乾杯!!

このヨーグルト、何でも「プリン体と戦う乳酸菌」が入っているそうで、この日をきっかけに日本唐揚協会の公認ヨーグルトになったらしい……。

静岡県三島市で日本唐揚協会の支部を運営しているという猫丸さんは、地元の唐揚げ仲間3人で参加。全国から集まった唐揚げを頬張り「やっぱりおいしいね」と舌鼓を打った。また、公認ヨーグルトについては「さっぱりしていて甘すぎない」のが気に入った様子。普段からプリン体も気にしているということで、「唐揚げを食べ続けられるようにこれからも、このヨーグルトを飲まなきゃね」と笑顔で話していた。

大盛り上がりとなった謝肉祭。初めて出会う人ばかりでも、唐揚げ好きという共通点さえあればあっという間に打ち解けられる。この日も会場のあちらこちらでそんな光景を見かけた。カラアゲニスト達による熱い唐揚げ談義は尽きることがないまま、2時間にわたる2017年の「謝肉祭」は幕を閉じた。

何がきっかけで、そんなに唐揚げ好きに?

カラアゲニストたちの唐揚げ愛が伝わってきた謝肉祭。唐揚協会についてよりいっそう興味をもったので、日を改めて、日本唐揚協会のやすひさてっぺい会長と八木 宏一郎専務理事に経緯を伺った。

――まずはやすひさ会長と八木専務に基本的なところからお聞きしたいと思うのですが、なぜ唐揚げがお好きなのでしょうか。

やすひさ:……。

八木:……。

――……あのう?

八木:失礼しました。唐揚げがなぜ好きなのかという質問は僕たちにとっては「なぜ生きるのですか」と同じくらい漠然とした質問だったので答えにつまりました。「なぜあなたは生きるのですか」とは質問しませんよね。生きるのは当然で、どういうふうに生きるのかが大事です。唐揚げを食べるのは当然として、どういうときにどういうふうに食べるのかという質問でしたら説明するのは得意なのですが。

  • 日本唐揚協会のやすひさてっぺい会長と八木 宏一郎専務理事

――し、失礼しました!

やすひさ:なぜ唐揚げが好きかと聞かれても、じゃあ逆に唐揚げを好きじゃない人なんているのかなって。

――たしかに唐揚げを嫌いだという人にはめったに会いません。

八木:じゃあ「どうして好きになったのか」という話をしましょうか。僕の場合は母親がよくタコの唐揚げを作ってくれて、鶏の唐揚げはお弁当用でした。その使い分けにどういう意味があるんだろうと考えていたのですが、解明できないまま家を出てしまって、そのことが気になって気になって、大学時代にバイクで日本中の唐揚げを食べまくるという旅をしていたんです。

――バイクのあたりから急に大きな話になりましたね。

やすひさ:僕は種子島の生まれで、そこではごちそうで唐揚げが出てきていたんですね。年の何度かしかないハレの日の食べ物だったんです。

――唐揚げは思い出と結びついた食べ物なんですね。たしかに子どもの頃から楽しみなメニューのひとつでした。

やすひさ:実は日本ではお寿司よりも唐揚げの方が食べられている個数が多いんです。これはもう立派な国民食だと言っていいと思うんです。昨年スイスの日本大使館に呼ばれまして、唐揚げを世界に広めるためのプレゼンをしてきたんですよ。世界のVIPに唐揚げを振る舞ったのですが、大好評であっという間に用意した分がなくなってしまいました。ワインと唐揚げのマリアージュも楽しんでいただけました。

――ちなみにお二人は普段、どれくらい唐揚げを召し上がるのでしょうか。

やすひさ:基本1日1唐揚げは必須ですね。うまく食べられないタイミングのときはコンビニなどで買っておやつ的に食べます。

八木:僕は見ての通り大食いではなく美食家なので、量でいうと多いときは1日3kgくらいですね。

――えっ?

八木:一つのお店で300gくらい食べて、それを10軒とか。

――1日で?

八木:1日で。

――“見ての通り大食いではない”……?

やすひさ:それはさておき、普通の方は1日40唐揚げくらいにしておいた方がいいでしょう。

――40唐揚げ……?

やすひさ:40個ですね。

八木:現在の唐揚げのトレンドは1個30gなので1.2kgですね。

やすひさ:僕たちはそれを“K点”と呼んでいます。

――もうどこからツッコんでいいのかわかりませんね(笑)。 ところで今回、黄色いパッケージのヨーグルトを公認ヨーグルトとして発表していたが、この商品、そもそもどのようなものなのだろうか?

(発売元の株式会社明治 ヨーグルトマーケティング部 島田英之氏に直接聞いてみた)

島田:株式会社明治の島田です。この黄色いパッケージが特徴の「明治プロビオヨーグルトPA-3」という商品は2015年に発売し、ドリンクタイプとカップタイプがあります。弊社が持っている5000種類以上の乳酸菌の中から、プリン体への可能性に着目して選びぬいた乳酸菌 “PA-3乳酸菌“ が入っているヨーグルトです。

――そもそもプリン体とは何なのでしょう。

島田:プリン体とは細胞の中のDNAなどを構成する成分であり、食事から摂取されるだけではなく、もともと体内にも存在しているものです。「プリン体」と聞くと、「ビール」や「いくら」をイメージすることが多いですが、実は、ほぼすべての食品に含まれています。特に、おいしいものに含まれており、カラアゲニストの皆さんが愛する「唐揚げ」にも含まれています。プリン体は体内で分解され、尿酸になります。尿酸は体内に貯められ、最終的には尿などと一緒に排泄されます。日々の生活において健康を保つためには、尿酸の摂取・生産量と排泄量のバランスをとることが大切になります。

――なるほど。少し難しいですが•••勉強になりました!! バランスが大切ということは、プリン体の摂りすぎには注意が必要なのですね。1日40唐揚げのカラアゲニストの皆さんは大丈夫でしょうか。

八木:もともとカラアゲニストを応援するという意味で、野菜を食べようとか発酵食品を食べようとか言っていたんですよ。

やすひさ:野菜も取らず唐揚げなどの肉食を食べ続けると、おならが臭くなるんですよ。さらに肉食を続けると身体も臭くなって、風邪をひきやすくなる。なぜかというと、身体が酸化状態になるからなんです。これを防ぐには腸内環境を整えることが自分で研究して行き着いた結論なんです。

八木:私は、以前からPA-3ヨーグルトを普通に食べていたんですよ。

やすひさ:プリン体のとりすぎには注意が必要ということで、美味しく唐揚げを食べ続けてもらうためにも、カラアゲニストによびかけていきたい、と思っておりました。

――では今回の公認ヨーグルト発表は自然な流れだったのですかね。

八木:はい。ヨーグルトってたくさん種類ありますが、細かなヨーグルトや乳酸菌の違い はよくわかっていませんでした。今回のPA-3公認ヨーグルト発表を機に、プリン体との上手な付き合い方をカラアゲニストに啓蒙できればと思います。

――最後に全国の唐揚げ好きに向けて一言お願いします。

やすひさ:ヨーグルトでプリン体と上手に付き合いながら唐揚げを楽しんでほしいですね。

八木:我々、唐揚協会は食後のシメに黄色いヨーグルトを推奨します笑!一生食べ続けていきたいですからね。

シメにヨーグルトとは新しい。唐揚げをはじめ、美味しいもの一生食べ続けるためにはプリン体としっかり向き合う必要があるようだ。それにしても、唐揚げの世界は奥が深い…。何だか急に唐揚げが食べたくなってきた。

[PR]提供: 日本唐揚協会