まだまだ寒い日が続く…とはいえ、春はもうすぐそこ。新大学生、新社会人となり、転勤など引っ越しをする方も多いだろう。新たな気持ちで始める新生活において、やっぱりインテリアにはこだわりたい。今回、そんなあなたの悩みを解決すべく、自由が丘に本店を構えるIDÉE(イデー)にお邪魔してみた。

マイナビニュース読者のアンケートを元に、“後悔しないソファ選び”と題して、“イデーの中の人”である、家具開発担当の三嘴(みつはし)隆造さんにお話を伺おうというのがその目的である。

イデーは、1982年に木製椅子の製作からスタートした日本の家具メーカーだ。ソファをはじめ、主力の定番家具・照明は全てオリジナルで、ユニークなデザインとつくりの良さ、丁寧なアフターフォローで知られる。

2009年からは、合理的な生産方法で手頃な価格を実現した「e by IDEE(イー バイ イデー)」シリーズが加わり、支持の幅を大きく広げている。

お話を伺う前に、まずはマイナビニュース読者の傾向を見てみよう。アンケートによると、ソファを購入したことがあるという人は全体の45%。その中でも座り心地や素材感に自信を持って「満足」と答えた人は23%ほどで、案外不満を抱えている人も多いことがわかった。部屋の“顔”となる大事なソファ選び。マイナビニュース読者によくいるタイプを元に、自分が「満足」できるソファとは?を考えていこう。

調査対象: マイナビニュース会員 男女300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

家具開発担当の三嘴(みつはし)隆造さん

イデーショップ 自由が丘店

早速ですが三嘴さん、事前アンケートでは「“良いソファ”の選び方がわからない」という声が多かったのですが…

「まず大前提として、「良いソファ」というものは使う人の「目的」や「暮らし方」によって異なります。ですので、「全ての人に合うソファ」というものは存在しないと考えています。ただ、ある程度は「好み」や「家族構成」「間取り」などによって、使う人を分類し、それぞれに適したソファを紹介することはできるとは思いますよ!」

ということで、マイナビニュース読者に対してアンケートを取ってみたところ、ニュース読者は大きく下記のように分類できることがわかった。

■今回取り上げるのは以下の3つのパターン
(1)1人~2人暮らし
(2)小さな子ども1名と夫婦の3人家族
(3)子ども2名と夫婦の4人家族

あなたはどこに当てはまるだろうか?それでは、早速細かく見ていくことにしよう。

「1人~2人暮らし」のソファ選び:狭小でも、オシャレな空間にしたい

アーオ ソファ。一番人気はこのグリーンだそう

まずは「1人~2人暮らし」をする社会人読者におすすめのソファをご紹介いただこう。1DK~1LDKとやや狭めのスペースに住んでいるが、オシャレなソファを置きたい。男性の場合は彼女の目線も気になるという人も。そんな読者にオススメのソファは?

「1DK~1LDKにお住まいなら、コンパクトなサイズで、かつ女性が見たときに華やかな感じを受けるような、デザイン的にもこなれている感じがいいですね。例えばイデーで一番人気のソファ、アーオ ソファは特にオススメです。1DK~1LDKだと、ベッド、テレビ、ローテーブル、それに加えてソファが置けるか、置けないか、それくらいの広さだと思います。このソファはそういったスペースに最適ですし、シートハイ(座面高)が低めなので、床に座る日本的な暮らしにマッチしているんです。また足下が軽く見えるので、狭小空間を有効に使えるソファだと思います」

このアーオ ソファ、購買層も男女比5:5くらいというから、まさにオールマイティなコンパクトソファと言えそう。発売当初は国内生産で張り地のセミオーダーが可能な受注生産品だったが、2007年、生産地を海外拠点に移したり、張り地を絞り込んで生産ロットを増やすなど生産工程を見直すことで、クオリティは維持しつつ低価格化を実現。今なお同社の中でも最もポピュラーなソファとして人気を博しているという。

ところで、ソファの色も気になるところだが、イデーの場合、部屋の中でのワンポイントになるようなものと、部屋の中でベーシックな存在感を保てるもの、2つが用意されているという。ソファを選ぶ際には、インテリアや自分の持ち物などに合わせつつ、カラーリングで遊んでみてはいかがだろうか? もちろんどう選んでよいかわからないという人は迷わず、気軽に店員さんへ。色彩コーディネートの理論はもちろん、実際の納品事例やトレンドを取り入れたアドバイスが受けられる。

次ページでは、既婚で奥さんと小さな子どもの3人家族。そんな読者向けのソファをご紹介いただこう。