お部屋が犬王国になったことがありますか?

一人暮らしの部屋には、いつもパウア(6歳女子)とプウア(6カ月女子)が一緒に生活しているわけですが、2匹いるだけでプチ犬王国状態になります。ただ2匹は親子なので、ママのパウアは落ち着いているし、プウアもママ相手だと割りとおとなしい感じで過ごしています。

しかし、今日もう1匹やってきました。プウアの姉妹のパティ(6カ月女子)です。彼女がウチに来ると、家は運動場状態。一人暮らしのお部屋はあっという間に犬王国になります。しかもプウアとパティが隅から隅まで追いかけっこして、ダダダァ~と部屋中に響いています。

この2匹ちゃんは、ベッドに行くともれなくおしっこをしてしまうので、ベッドとリビングの間にはオリのようなサクを作って、入れないようにしています。でもこれ、どう見ても私がオリの中に入れられているような状態になっていて、サクの向こうから3匹が、こちらを覗いている感じになっています(笑)。今日から数日間、犬王国が始まるわけですが、大丈夫かなぁ~?

さてと、はちゃめちゃな夢のお話の続きですが、今日思い出したのは、デビューして間もない頃のテレビのお仕事のお話。ナデシコでデビュー後もしばらくは普通にモデルのお仕事をしていたわけですが、モデルとしては身長の低かった私は、ファッション雑誌のモデルのお仕事よりもテレビのお仕事がどちらかと言うと多かったんです。

あるとき、フジテレビで夕方に放送されているニュース番組のレポーター役のお話がやってきました。ニュース番組のレポーターを私がやってもいいの? と思ったのですが、せっかくのチャンスだし、ふたつ返事で即答。やることに決めました。やっと周りの方々も、私の才能に気づいてくれたんだぁ。そんなにクレーバーに見えるんだぁ……な~んて内心ほくそ笑んでいました。

レポート特集は「東京の地下」についてだったと思うのですが、東京にある地下を巡ってレポートをする、というものでした。さぁ、本番当日、ちゃんとフジテレビのアナウンサーに負けないぐらいのレポートをしなくては! なぁんて緊張していたのですが、なぜか本番のロケ場所で作業着とヘルメットを渡されました。

ユミレポーター「なんでヘルメットなんでしょうか? 被るんですよね?」
ディレクター「そう、危ないからね、ヘルメット被って! それから汚れるかもしれないから、手拭いを首に巻いてね」
ユミレポーター「え? 危ない? 汚れるんですか? 手拭いしてテレビとか出たことないんですけどぉ……」
ディレクター「あ、早く作業着に着替えちゃって! 時間がね、今しかないから。これ過ぎると汚水が増えて映像が撮れなくなるから、本番いくよぉ~!」
ユミレポーター「へ? 今しかなくて、おすい? 汚水?」

作業着に手拭いを首に巻き、ヘルメットを被った私が通された場所は……マンホールの前。

ディレクター「ほんじゃね、気をつけてマンホールの中入っていってねぇ~」

そうなんです。私の最初のロケ場所はマンホールの中。まあるく、高さが私の背の半分ぐらいしかない地下道の中を中腰で歩きながらレポート。しかも汚水はマンホールいっぱいになっていないだけで、膝の上までは余裕で汚水中。この世の中、あの地下の丸いマンホールに入ったことがある人は、そんなに多くないと思うんですよね。息苦しさと、なんとも言えない湯気のたった汚水の中でのレポートは、なぁんにも覚えていません。

ただあのとき、スタッフが撮ったマンホールから生還した私の写真は「生きてた!」って達成感でいっぱいの顔をしていましたぁ(笑)。今度、実家へ行って見つけたら写真アップしますね。で、これでレポート終わりかって? まだまだあります! すごいことがいっぱい起きました。今考えても、ぞぉ~っとする貴重な体験でしたよぉ(笑)。そのお話はまた次週聞いてくださいね。
See you soon love xx.

犬王国、3匹のおやすみショットです

家の近くにこんな素敵な場所を見つけました