おっはモーニング。酒村です。今回は、珍しくカップ麺ではなく私の愛するラーメン屋。その名も野郎ラーメンに足を運んだ。

久しぶりに行くラーメン屋は、なんだか夏休み明けに学校に登校する時に感じるような気恥ずかしさとワクワク感が交差する。

高カロリーラーメン摂取ツアー初心者であるかのようにラーメン屋の横に設置してある黒烏龍茶が連なる自動販売機の前で買うべきかどうかたじろぐ。

数十秒ほど悩んだ結果黒ウーロン茶を片手に店に入った。夏限定メニューも捨てがたいがやはり久しぶりにあの味を堪能したいと野郎ラーメン定番メニューを注文する。

そして、久しぶりに家以外の場所ですするラーメンに対する落ち着きのなさを払拭すべくビールの食券を購入した。

いつもは渋谷本店に行くことが多いのだが、今回は用事が秋葉原であったので初めて秋葉原店に入った。

最初に出てきたのはビール。ゴクリと一口。

嗚呼、幸せの味だ。

しかしここでゴクゴク飲んでしまうとラーメンが来る前にグラスが空いてしまいそうなのでぐっと堪える。

さっと目の前に置かれた野郎ラーメン。

いつも行っている野郎ラーメンとは違って、たっぷりの野菜の上にはニンニクの芽らしきものと謎の赤いスパイスが振られている。差し色だろうか。美しく見える気がする。

まずは何もかけない状態で野菜から食べる。シャキシャキと音が鳴る。スープと絡めてないので、味付けはシンプル。野菜そのものを楽しめる。

しかし、濃い味が好きなのですぐにパンチ汁をかけ回す。うん、この味。ソースのように濃い魔法のソースに懐かしささえ感じる。

そうか最後に食べた日から数ヶ月が経っていたのか。

  • 今回は私の愛するラーメン屋「野郎ラーメン」に足を運んだ(写真:マイナビニュース)

麺は相変わらずパスタのような歯ごたえがありもっちりとしていて、噛みごたえがあるそう考えるとカップ麺シリーズの麺のクオリティもかなり高かったんだなと気づかされる。

そして楽しみにしていた分厚い豚。これに関しては肉厚で私の苦手な脂身も少なくチャーシューの中でも上位で好きだ。スープの味もしっかり染み込んでいて、泣けてくる。

ここまできたらニンニクを入れないわけがない。そっと蓋を開けると驚いた。刻みニンニクの一粒の存在感。もはやニンニクを食べていると言っても過言ではない。

これが入ってこそ神の野郎ラーメンになると私は信じている。

器にプリントされているおじさんのキャラクターが四方八方に浮かぶニンニクを優しそうに見守ってくれている。

こってりスープとニンニクに溺れて喜んでいるかのようにも見える。わかる、その気持ち。

重くなってきたと感じたらビールと酢でさっぱりとさせつつ食べ進める。終盤にはビールは残っていないので、一気に黒烏龍茶で畳み掛ける。気づいたら戦いになっていた。

この野郎!麺と野菜が食べても食べても減らないぞと苦戦しつつもあの味に釣られてまた来てしまう。幸せを限界まで享受して、黒烏龍茶と共に帰宅。

いつかウーバーイーツで野郎ラーメンが注文できる圏内に住みたいなと思いながらその日は何もせず寝た。