キュウリやトマト、キャベツなど、日々スーパーや青果店で買っている野菜。でも「おいしい野菜」の選び方のコツってなんだろう?

Twitterで野菜の正しい保存方法やおいしい野菜の選び方などを発信する、青髪のテツさん(@tetsublogorg)の知識をぎゅっと詰め込んだ書籍『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』(KADOKAWA)より、一部をご紹介します。

全5回の最終回は、おいしい「ゴーヤ」の選び方です。

ゴーヤはイボが大きいほど苦みが弱くて食べやすい

  • 『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』(KADOKAWA)より、(c)わたなべみきこ

旬の目安:6~8月がおいしい!

ゴーヤは苦みが特徴的ですが、熟している段階で苦みの強さが異なるので、選ぶ基準にしてください。

  • 『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』(KADOKAWA)より

熟していくにつれて緑→黄緑→黄色→オレンジのように色が変化していき、苦みも弱くなっていきます。苦すぎるゴーヤが苦手な人は色が薄くてイボが大きいものを選びましょう。

逆にイボが小さくて色が濃い未熟なものは種が育っていないので、外敵から身を守るために苦みを出して食べられないようにしているのです。

なお、イボの色や大きさに関係なく、びっしりついているものは新鮮です。ヘタの先端やヘタがしなびていたり、半透明になっていたりするものは、いたみかけているので避けましょう。

野菜博士への道

原産地は熱帯アジアで、日本では主に沖縄で栽培されています。ゴーヤは「苦瓜」の意味の沖縄の方言。苦みはモモルデシンという成分によるもので、食欲増進と血糖値を下げる効果が期待できます。ゴーヤに含まれるビタミンCは熱に強く、加熱調理でもこわれないことが特徴です。

『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』(KADAOKAWA)

  • 『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』(KADOKAWA)より

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著者:青髪のテツ / イラスト:わたなべみきこ
定価: 1,430円(本体1,300円+税)
発売日:2023年02月10日 判型・ページ数:四六判 / 144ページ
ISBN:9784046061256

著者

青髪のテツ
スーパーマーケット青果部に10年以上勤務し、エリアマネージャーとして野菜や果物の仕入れ、販売を行っている。Twitterでは、野菜の正しい保存方法やおいしい野菜の選び方のほか、いち早く野菜・果物の高騰情報を発信するなど、野菜のプロならではの鮮度のよい情報を惜しみなく公開。野菜・果物のインフルエンサーとして活躍している。著書に『野菜売り場の歩き方』(サンマーク出版)がある。

わたなべみきこ
手描きのタッチを得意とする熊本市在住のイラストレーター。数社でweb・グラフィックデザイナーとして勤務したのち、2011年よりフリーランスに。食べ物、自然、生活の身近にあるものを描くことが好き。