キュウリやトマト、キャベツなど、日々スーパーや青果店で買っている野菜。でも「おいしい野菜」の選び方のコツってなんだろう?

Twitterで野菜の正しい保存方法やおいしい野菜の選び方などを発信する、青髪のテツさん(@tetsublogorg)の知識をぎゅっと詰め込んだ書籍『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』(KADOKAWA)より、一部をご紹介します。

全5回の第1回は、おいしい「キュウリ」の選び方です。

キュウリはイボが立っているほうがおいしい

  • 『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』(KADOKAWA)より、(c)わたなべみきこ

旬の目安:5~9月がおいしい!

キュウリの皮についているイボは、鮮度の目安になります。イボをさわると痛いほど鋭いものが新鮮です。鮮度が落ちてくると水分が蒸発してイボも丸くなってきます。ただし、イボがない品種もあります。

表面の緑色が鮮やかなもの、かたいもの、太さが均一なものが質が良いとされています。少し曲がっているものでもくびれがなければ、味は良いです。

おしりの部分に水がたまってふくらんでいるものやへたがしおれているものは鮮度が落ちています。

表面についている白い粉は、ブルームとよばれる野菜から分泌されるもので、鮮度を保つ働きがあり、食べても問題はありません。

  • 『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』(KADOKAWA)より

野菜博士への道

ヒマラヤ山脈原産地で、3000 年前から栽培されていたといわれています。日本は6世紀頃に中国から伝わりましたが、栽培されるようになったのは江戸時代。約95%が水分ですが、カリウムやビタミンCも含んでいます。カリウムは利尿作用があり、むくみを改善する効果が期待できます。

『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』(KADAOKAWA)

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著者:青髪のテツ / イラスト:わたなべみきこ
定価: 1,430円(本体1,300円+税)
発売日:2023年02月10日 判型・ページ数:四六判 / 144ページ
ISBN:9784046061256

著者

青髪のテツ
スーパーマーケット青果部に10年以上勤務し、エリアマネージャーとして野菜や果物の仕入れ、販売を行っている。Twitterでは、野菜の正しい保存方法やおいしい野菜の選び方のほか、いち早く野菜・果物の高騰情報を発信するなど、野菜のプロならではの鮮度のよい情報を惜しみなく公開。野菜・果物のインフルエンサーとして活躍している。著書に『野菜売り場の歩き方』(サンマーク出版)がある。

わたなべみきこ
手描きのタッチを得意とする熊本市在住のイラストレーター。数社でweb・グラフィックデザイナーとして勤務したのち、2011年よりフリーランスに。食べ物、自然、生活の身近にあるものを描くことが好き。