11分16秒で岡部が見つかってしまい、新しいカギチームは残り3人に。残り時間3分となって「ここから学生たちの怒涛の反撃が始まる。カギチーム逃げ切れるか?」というあおりのナレーションが聞こえてきたが、ほとんど見せ場はないまま終了してしまった。
すぐに“答え合わせタイム”が始まり、生徒たちは長田のアナウンスで、それぞれの隠れ場所に集合。メンバーが登場するたびに歓声をあげ、手を振り、写真を撮っていた。見つけられなかった悔しさより、ゲームの楽しさや芸人たちに会えたうれしさのほうが勝っていたのだろう。
話を再び隠れ方の難易度に戻すと、5分追加しても3人が生き残り、発見に迫る惜しいシーンすら少なかったことを見ると、今回はレベルを上げすぎたのかもしれない。しかし、そんなさじ加減の難しさは「やってみなければ分からない」という未知数かつスケールの大きい企画に挑んでいるから生まれたものにほかならない。そのドキュメント性やリアリティが魅力の企画だけに、バランスを取り過ぎる必要性はないだろう。
ただ、前回のようにすぐ見つかってしまうと、放送の尺を短くせざるを得ないだけに、二度と「完敗」だけは避けたいのではないか。完勝、完敗、完勝と続いた第4弾で制作サイドがどれくらいの難易度を用意して挑むのか、逆に楽しみが増えた。
本番が始まってから、残り30秒となってCMを挟んだ以外は、ほぼリアルタイムで放送。「逃げ切れるか、見つかってしまうかのライブ感を楽しめる」「10分間・15分間という短い時間で魅了する」という2つの意味で、若年層の嗜好に合う稀有な企画と言っていいかもしれない。
最後に、長田が再びホールに集まった生徒たちの前で、「またどこかで。『新しいカギ』見てね~!」と叫んで「学校かくれんぼ」は終了。ラストカットは全校生徒との楽しげな写真撮影だった。
「ゲーム終了後のこのくだりや生徒たちの体験談なども見せてほしい」と感じたのは私だけだろうか。「学校かくれんぼ」は、もっともっと生徒たちを主役にして彼らの笑顔を散りばめるような演出でいいのではないか。そのほうがコントとの落差があるいい番組になるのではないか。まだ発展途上の段階だけに、今後の展開を注視していきたい。
■次の“贔屓”は――『R-1』に弾みをつけられるか『陣内バカリの最強ピンネタ20連発SP』
今週後半放送の番組からピックアップする次回の“贔屓”は、19日に放送されるカンテレ・フジテレビ系バラエティ特番『陣内バカリの最強ピンネタ20連発SP』(16:05~)。
陣内智則とバカリズムがMCを務めるピン芸人特番の第4弾。これまで2021年9月、2022年2月、同10月の3回にわたって放送され、前回から2人の冠番組となっていた。
『M-1グランプリ2022』王者・ウエストランドの「R-1は夢がない」というネタが話題を集める中、3月4日放送の『R-1グランプリ2023』を前にピン芸人の魅力を伝え、注目度を上げられるか。芸人のみならず制作サイドにとっても意地の見せどころだ。
