東武東上線を走る快速。写真の車両は10030系

東武東上線では今年から、日中時間帯に新たな種別「快速」が設定された。東上線の急行が川越~小川町間で各駅に停車するのに対し、快速は同区間の4駅(霞ヶ関・鶴ヶ島・北坂戸・高坂)を通過し、「急行より快速が速い」運行形態に。ちなみに東武スカイツリーライン・日光線でも、快速・区間快速が急行より停車駅の少ない設定になっている。

車両情報

東武鉄道 10030系

基本情報

同社の10000系をマイナーチェンジした車両で、1988(昭和63)年3月から登場。前面デザインが変更されたほか、ビード成型を施し、10000系よりすっきりとした仕上がりになった。1992年度から登場した10050番台の車両では、車椅子スペースが設置され、空調設備にスイープファンが設けられた。10030系はおもに東武スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線と東上線で活躍するほか、2013年から野田線でも運用開始された。