201系140編成によるラッピング電車

大阪市西部の工業地帯を走る桜島線(西九条~桜島間)。いまではユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)へのアクセス路線となり、「JRゆめ咲線」の愛称も付けられた。今年2月から、「ハリー・ポッター」のテーマパーク(USJに2014年後半開業予定)をモチーフとしたラッピング電車(201系140編成)も運行されている。

車両情報

JR西日本 201系

基本情報

201系は国鉄時代の1979(昭和54)年に開発された直流通勤形電車。中央線快速に試作車が投入された後、1981年から量産車が製造され、首都圏の中央線快速と中央・総武緩行線のほか、京阪神の通勤路線にも同車両が投入されたという。サイリスタを使用した電機子チョッパ制御を採用し、電力回生ブレーキを実現して省エネルギー化を図った。制御系の無接点化などにより、メンテナンスフリーにも大きく貢献したとされる。

長く中央線快速の顔として活躍したが、E233系への置換えにともない、2010年までに引退。JR東日本で最後まで残った京葉線の車両も、2011年6月までに引退した。一方、JR西日本では現在も大阪環状線や桜島線(JRゆめ咲線)、関西本線(JR大和路線)などで活躍中。2008年に開業したおおさか東線でも主力車両となっている。