元国税職員さんきゅう倉田です。受験前1ケ月の1日の勉強時間は「20時間」です。

東京大学に入学しました。日本大学に入学して20年。その頃より賢くなったのは、お金の勉強をたくさんして、論理的な思考を身に付けたおかげだと思います。矛盾がなく合理的な判断を養うために、日々お金について学ぶと良い。その一助となるようにこの連載で寄稿しています。

4月に『お金リテラシー超入門』(主婦と生活社)が発売されるので、この本の中から「15歳のためのお金が貯まらない人の悪習慣」を紹介します。悪い習慣を避けることで、お金が貯まりやすくなります。

この記事を読んでくださった方がお子さんに買い与え、お子さんたちが将来騙されない人間に成長することを願っています。

お金が貯まらない人の悪習慣

毎日なんとなく、コーヒーやジュース、お菓子を買う

高額の家電を買うときは悩むし、飲み会の会費が高かったら不平を言うのに、少額の決済は何も気にせず行っていませんか。ちょっとコンビニに寄ったついでにお菓子を買っていませんか。そのような支払いの積み重ねはあなたの預金を蝕みます。

一方で、容易に削減できます。食事をきちんと管理することで、健康な肉体を手に入れることもできます。

共通テストの会場で高校生に囲まれて印象深かったことは、みんなやせていること。大人の肉付きの平均と高校生の平均が大きく異なることに気付きました。大人の中で生活していると、自分達の自堕落な肉体を実感できない。

食事の量や時間を学校と家庭によって管理されている高校生は健康的な肉体を有しています。自由にコンビニで買い食いできる大人も高校生のように管理されれば、お金が貯まるし、健康になれるかもしれません。

月に何度もATMでお金をおろす

月に何度もATMに向かっていませんか。それは、あなたが無計画にお金を使っている証拠です。ATMで支払う手数料も用した時間も、あなたの資産を奪うだけの不要な存在です。 ATMを利用して良いことなどありません。

そもそも、どうしてそんなに現金を消費するのでしょうか。スーパーやコンビニではあらゆる決済手段が使用でき、友人・知人とのお金のやりとりもPayPayか LINE Payで行えます。

現金を使う機会は、一部の飲食店くらいではありませんか。お店側も釣り銭の用意や管理コストを考えれば現金を受け取ることを望まないかもしれない。

それなのに頑なに現金を使いますか。レジでもたついて後の人の時間を奪って、あなたに何か良いことがあるのでしょうか。

欲しいものは取りあえず買う

「欲しい」という気持ちだけで、購入していませんか。お金を貯めるために、少しだけ考えてみましょう。

本当に必要なのかな、どれくらい必要なのかな、どれくらい使うのかな、同じようなものを持っていないかな、価格に見合うリターンがあるかな。そうやって考え、「欲しい」が「欲しい+必要」となったときに購入すると、無駄な買い物を減らすことができます。

駅の自動改札機に引っかかる

チャージしていなくて、ひっかかったことはありませんか。ひっかかって逆走し、後ろに人に謝らずに立ち去ったことがありませんか。1度くらいならひっかかった経験もあるでしょう。でも、月に1回くらいの頻度でひっかかっていたら、改善した方が良いかもしれません。

あなたがひっかかるのは、1,000円や3,000円といった少額をチャージしているからではありませんか。チャージしたからといって、あなたの資産が減るわけではありません。1万円ずつチャージしましょう。オートチャージのできるクレジットカードも推奨します。

週の予算を決めていない

毎月使えるお金が決まっているのに、予算も立てずなんとなく使っていませんか。そして、「給料日前でお金がない」と呟いたことがありませんか。月の予算が限られている場合は、それを4等分して週の予算を立てます。そうすることで、その1週間で自分がいくら使えるのか見えやすくなります。

悪い習慣を避け、良い習慣を身に付けると、きっとお金が貯まります。

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