連載8回目は、頭痛です。乳幼児が「頭が痛い」という時は、すぐに病院に来てほしいとのこと。それはなぜなのでしょうか。

Q.子どもの頭痛、気をつけるべき症状は?

乳幼児が体の不調を訴えるとき、それがたとえ発熱や気管支炎であっても「おなかが痛い」と訴えることが多いです。そんな子どもが「頭が痛い」と訴えるとしたら、頭の中で炎症が起きていたり、できものができていたりする可能性があります。特に物が食べられなかったり、ぐったりしていたりしたら、注意してください。

Q.どのような病気が考えられますか?

けがによって、頭を切ったり骨を折ったりして痛いという場合ももちろんあるでしょう。熱が出たときに頭痛が出る場合もあります。一方、乳幼児で片頭痛というケースは珍しいかもしれません。片頭痛は遺伝しやすいのですが、症状が出るのは小学生入学前後くらいの時期だからです。

髄膜炎や脳腫瘍など、脳周辺の病気である可能性も考えられるので、「頭が痛い」と子どもが強く訴えるようであれば、受診を勧めます。

※未就学児童の症状を対象にしています
※危険だと感じた場合は、本記事の内容に関わらず、病院での受診をお勧めします

イラスト: 山本ユウカ

竹中美恵子先生

小児科医、小児慢性特定疾患指定医、難病指定医。
アナウンサーになりたいと将来の夢を描いていた矢先に、小児科医であった最愛の祖父を亡くし、医師を志す。2009年、金沢医科大学医学部医学科を卒業。以後、広島市立広島市民病院小児科などで勤務し、現在に至る。1児の母でもある。
日本小児科学会、日本周産期新生児医学会、日本小児神経学会、日本小児リウマチ学会所属。日本周産期新生児医学会認定 新生児蘇生法専門コース認定取得
メディア出演多数。2014年日本助産師学会中国四国支部で特別講演の座長を務める。150人以上の女性医師(医科・歯科)が参加する「En女医会」に所属。ボランティア活動を通じて、女性として医師としての社会貢献を行っている