ずぼらな私にぴったりな楽チンさ

私は猫舌だ。でも熱い飲みものがとっても好き。熱いお茶を「熱い! 熱い!!」と言いながらちびちび飲むのが好きなのである。今の季節は特にそうで、ご飯を食べ終わったら、家事が一段落したら、仕事をする前や一休み中、そして寝る前ののんびりしたひと時など、何かにつけて熱いお茶を飲んでしまう。

そんな私のお茶ライフに欠かせないアイテムが、タイガーの魔法瓶『夢重力』だ。多分、この連載を読んでくださっている方の中にも愛用者が多くいるのでは……というくらい、人気な商品だと思う。

お気に入りの秘訣は、とにかく軽いということ。ステンレス製のボトルなのに、ものすごく軽い。それなのに、保温性も高い。また、細身のデザインなので、バッグの中に入れても邪魔にならない。省スペースで収まるので、バッグの中のほんの少しの隙間を利用して入れることができるのはかなりありがたい。

  • この子のおかげで、温かいお茶がいつでも飲める

    この子のおかげで、温かいお茶がいつでも飲める

そして個人的にこれは! と思ったポイントは、洗い物が楽チンだということ。ずぼらな私は、細かい部品が多いと、洗うのが面倒でついつい使うのが億劫になってしまうのだが、このボトルは構造がシンプルなので、洗うのが苦にならない。ほぼ毎日のように使うので、これは非常にありがたいなと思っている。

息子用から始まって、私、夫、母でひとり1本化

これを使い始めたきっかけは、息子のミルクだった。まだ息子が赤ちゃんだった頃、外出先でミルクを作るためのお湯を持ち運ぶのに使ったのが、このボトルだったのである。

その時まで私が愛用していたボトルは、すごくお気に入りだったけれど、少々でかくて重かったので、バッグの中に入れるとかさばってしまった。赤ちゃんを連れての外出はどうしても大荷物になりがちで、少しでもバッグを小さく&軽くしたかった私は、家電量販店に行き片っ端から魔法瓶を持ち比べて、一番軽かったこのボトルを購入した。

使い勝手が良すぎたので、息子がミルクを卒業した後は自然と私専用ボトルとなった。息子には息子用でボトルを購入し、それを見ていた夫が「僕も欲しいな……」と言うので、次いで3本目も。そしたら本当にたまたま母親も、「店頭で比べた時、一番軽くてスリムだったから」との理由で夢重量ボトルを買ってきていた。なので、現在ゆるり家には4本もの夢重力ボトルがある。

  • (左から)息子、夫、母、まいの愛用ボトル

    (左から)息子、夫、母、まいの愛用ボトル

いつの頃からか、外出時のみならず、家の中でも愛用するようになった。私は家で仕事をしているのだから、いつでも温かいお茶を淹れられる環境ではあるものの、やはりずぼらな私は、朝このボトルいっぱいにお茶を淹れ、それをちびちびと飲む。

夜寝る前には、息子用にお水やお茶を入れたボトルを枕元に置いたりもする。夜中に突然「喉が渇いた~!」と言って起きても大丈夫なようにだ。暖かくなったら、家族みんなの愛用のボトルにお茶を淹れて、ドライブがてら桜なんかを見に行きたいな~なんていう夢を見ながら、春を待っている今日この頃である。

筆者プロフィール: ゆるりまい

1985年生まれ。仙台市在住。漫画家、イラストレーター。夫、母、息子の人間4人+猫4匹ぐらし。生まれ育った汚家の反動で、現在ものの少ない暮らし街道爆進中。ものを捨てることが三度の飯より大好きな捨て変態。そんな日常を描いた『わたしのウチには、何にもない。』(KADOKAWA)は2016年、夏帆主演で連続ドラマ化された。現在cakesにて「ゆるりまいにち猫日和」、赤すぐにて「赤すぐみんなの体験記」を連載中。