毎日使うからこそこだわりたい!

私の、手帳に対するこだわりはいくつかある。まず余計なページが極限までないこと。見開きのマンスリーページを見れば全ての予定が分かる! という状態が好きで、それ以外のページは結局使わないことが多いので、マンスリーページだけあれば十分だ。マンスリーページも、極力シンプルなデザインで、1日あたりのマスが広く取られているものがいい。

それから薄くて軽いこと。重いと持ち歩くのが億劫になってしまうので、軽量であることが大事だ。かといって紙が薄いのはNG。蛍光ペンやボールペンを使うので、裏移りがあると困るからだ。……とまぁ、とにかく私は手帳に対してうるさい。

  • 愛用しているのはマンスリーの見開きビソプラン

    愛用しているのはマンスリーの見開きビソプラン

その私の要望を全て叶えてくれているのが、クオバディスのVisoplanだった。大きすぎず小さすぎずのサイズ感も良く、紙の厚さもベスト。マンスリーページ以外に、各国の祝日や地図は付いてきてしまうけど、数ページで終わるので許容範囲だ。土日の予定もちゃんと書きたい人間としては、1カ月が6週にまたがる時、最後の土日のマスもちゃんと縮小されないのも本当にありがたい(←こうなっている手帳は意外と少ない)。

  • 1日の枠が大きく取られていてすっきりとしたデザイン

    1日の枠が大きく取られていてすっきりとしたデザイン

レザーカバーでさらに"できる子"に

そのクオバディスのVisoplanを、私はさらに、ファスナー付きのレザーカバーをつけて使っている。私の手帳に対するもうひとつの大きいこだわりで、手帳はファスナー付きのものにすべし! というものがある。手帳をバッグの中に入れた時、財布などがぶつかって、ページがぐしゃっとなるのを避けるためだ。私は慌てると、バッグの中にものを粗雑に突っ込む癖があるので、ファスナー付きでカバーしないと、手帳をぐしゃぐしゃにしてしまう可能性が高いのだ。

  • ジッパー付きレザーカバーにクオバディスの手帳を入れて

    ジッパー付きレザーカバーにクオバディスの手帳を入れて

昨年からは、Visoplanを2冊使いするようになった。1冊目は今まで通りスケジュール管理、2冊目はお小遣い帳として使い始めた。見開きなのでひと月全部のお金が見渡せて分かりやすく、計算もしやすい。今まで色々な方法で家計簿をつけては挫折してきたが、この方法は私にとても合っているみたいで続いている。

  • 黄緑のカバーがスケジュール帳で、ターコイズ色のカバーにはお小遣い帳として

    黄緑のカバーがスケジュール帳で、ターコイズ色のカバーにはお小遣い帳として

一時期は全てデジタル化しようとして、スケジュールも家計簿もアプリだった頃があった。でも、どうやら私は予定とお金はアナログじゃないと管理しにくいタイプらしく、今の形態に落ち着いた。持たない暮らしを志す者としては、デジタル化に未練はあるものの、完全デジタル化はもう少し後になりそうだ。

筆者プロフィール: ゆるりまい

1985年生まれ。仙台市在住。漫画家、イラストレーター。夫、母、息子の人間4人+猫4匹ぐらし。生まれ育った汚家の反動で、現在ものの少ない暮らし街道爆進中。ものを捨てることが三度の飯より大好きな捨て変態。そんな日常を描いた『わたしのウチには、何にもない。』(KADOKAWA)は2016年、夏帆主演で連続ドラマ化された。現在cakesにて「ゆるりまいにち猫日和」、赤すぐにて「赤すぐみんなの体験記」を連載中。