2015年、ネクタイ売り場に行かれたあなた、お気づきになりましたでしょうか? ストライプ柄が主流なネクタイ市場において、例年以上に、ドット柄ネクタイの扱いが増えていたことを!

仕事柄、スーツ量販店のネクタイ売り場を10年以上チェックする私ですが、今年に入ってドット柄ネクタイがあふれていたことは、とても印象的でした。今回は、ドット柄ネクタイの選び方、やってはいけないNGをスタイリスト森井が一刀両断!

■NG1.ドットの大きさに注意!

忘年会・クリスマスなどイベントが多い時、ドット柄ネクタイは活躍します。その特性上、楽しそうな雰囲気を演出してくれる柄だからです。しかし、ドットが大きいほど男性が締めるには、カワイイすぎる印象になりがち。まずは、ドットの種類を理解しましょう。

ドットのサイズ感は、大きく分けて3種類に分かれます。2~3センチのコインドット、2ミリ程度のピンドット、その中間となる5ミリ程度をポルカドットと呼びます。ドット柄初心者がトライすべきはズバリ、ピンドットでしょう。ただし、注意が必要です。

ピンドットには、1ミリ以下のマイクロピンドットが存在します。ここまで細かいドット柄では、クラシカルになりすぎるよう感じます。フォーマルな式典には似合うでしょうが、ビジネスシーンでは、1~2ミリのピンドットを選んでください。

密度が薄いドット柄は大人な印象に

■NG2.密度が濃すぎる!

ドット柄ネクタイを選ぶ場合、その大きさに目がいきがちですが、密度の濃さも重要です。お気づきでしたか? ドット柄がぎっしりと詰まったネクタイは、主張が強く、うるさくなりがちだということを。

ドット柄ネクタイの攻略方法は、「大きさ×密度」を基準に選ぶことです。画像のようなピンドットであれば、大人のドット柄のような印象を与えてくれます。大人カワイイさを感じませんか?

■NG3.カラフルすぎる!

柄自体がカワイイからこそ、落ち着いた色をチョイスしましょう。ネイビー・グレーなどベーシックな色であっても、柄の主張によって華やかさが生まれる、これがドット柄ネクタイの魅力です。

また、色物を選ぶ場合は、ワインレッド、えんじ色など渋めを選びましょう。発色が良すぎるドット柄ネクタイは、ビジネスというよりマジシャンのような印象を与えてしまうリスクがあるので気を付けましょう。

「大きさ×密度」を考慮してベーシックな色を選ぶ、これこそドット柄ネクタイ攻略法です。

<著者プロフィール>
森井良行
「ユニクロさえもカッコよく」をキャッチフレーズに、大人カジュアルとして、エレガントカジュアル(エレカジ)を提唱。渋谷・有楽町etc.ショップをまわり、その人だけに似合う服をコーディネートする買い物同行サービスの実績は、のべ3,000人を超え、97%の独身顧客が「女性にほめられた」という。公式サイト「エレカジ」ではコーディネート事例や「モテるファッションアイテム」を日々紹介中。
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