先日、ある中華料理店で食べた「海老のグリンピース炒め」という料理がものすごく美味しくて、感動してしまったんです。

  • 「海老のグリンピース炒め」

この日は比較的大人数の宴会だったので、ふだんの自分ならば選ばないような料理があれこれ回ってきたのですが、そのなかのひとつ。ぷりぷりの海老と、たっぷりのグリンピースのぷちぷち食感の相性がとても良くて、グリンピースってこんなに美味しかったのか、と、その魅力を再発見させられたのでした。

あっという間に完成

となると当然、家でも似たものが作れないか試してみたくなります。順当に考えれば、材料を鶏ガラだしや中華風調味料で炒めるということになるのでしょう。が、あの店で食べた海老のグリンピース炒めには、あんに近いとろみがついていて、それが全体をまとめていた。

そこでひとつ、“あれ”を使ったら簡単かつ美味しく作れるんじゃないの!? と思いついたアイテムがあるんです。それが、僕の大好物であり、今までの人生で何度食べてきたかわからない、これ!

  • これ!

コンビニやスーパーの棚にたいていあるおなじみの商品なので、ごぞんじの方は多いと思います。マルちゃんの「ミニワンタン」。今回はこの醤油味を調味料的にというか、味つけのベースにして作っていってみようと思います。はたしてうまくいくかな〜? いや正直、うまくいく気がするな〜。

では作っていきましょう。まずはスーパーで買ってきたお手頃な海老に、片栗粉をさっとはたいて焼いていきましょう。

  • フライパンに薄く油をひいて

そしたら、ワンタンのカップに規定量の水(熱湯じゃなくて大丈夫)を入れて、海老を焼いたフライパンへ。そこに付属の粉末スープも入れてしまいましょう。

  • ワンタンスープの中身で

  • 海老を煮ていく

ここにさらにグリンピースを好きなだけ加え、全体に火が通るまで、強めの火加減でぐつぐつ煮ていきましょう。グリンピースは、生のものがあればそれに越したことはないですが、冷凍ものでもじゅうぶん。缶詰でも一度作ってみましたが、ちょっと発色が良くなかったけどちゃんと美味しかったので、そのときに手に入るものを使いましょう。

  • グリンピースは好きなだけ

そうしたらいったん火を弱火にし、片栗粉と水をそれぞれ大さじ1ずつ混ぜた水溶き片栗粉を加え、とろみがつくまで煮たら完成。

  • いい感じ

ちなみに水溶き片栗粉は、ワンタンのカップで溶くと洗いものが出なくて便利です。

  • なんて効率的

包丁を使った下ごしらえなどがないので、なんとここまでの調理時間、わずか10分ほど。それでいて完成した料理は、この豪華さ!

  • 「海老とたっぷりグリンピースのとろみワンタン」

これが正直、我ながら自分の思いつきを自画自賛せざるをえない、とんでもない美味しさ。まず、ベースの味があの絶品ワンタンスープですからね。僕のような素人が調味料を配合するより、素直にうまいに決まってるんですよ。

とろりとした中華スープ味をまとったぷりぷりの海老。潤沢なグリンピースを噛み締めるたびに広がる、豆豆しい旨味。一品の料理として非の打ち所がなさすぎます。

  • お店だったら1,000円超える

しかもですね、ベースがワンタンスープなので、僕がインスパイア元にした海老のグリンピース炒めに加えて、とろりとうまいワンタンまでたっぷり入っているというおまけつきなんです。

  • そもそもこのワンタンが大好きだし

辛いのが大丈夫な方は、ここに花椒が入ってるタイプのラー油などを加えると、さらに本格派の味わいになるのでおすすめです。

  • 言うことなし

ちなみに、マルちゃんのミニワンタンシリーズには、とんこつ味やシーフード味など、かなりいろいろなバリエーションがあります。醤油味にこだわらず、あれこれ作ってみても楽しいかもしれませんよ。

さらに言ってしまえば、海老の代わりに肉を入れてみたり、グリンピースの代わりにミックスベジタブルを入れてみたりと、自由にアレンジしてしまっても良さそうな気がしています。今後もいろいろやってみよ〜。

作りかた

【材料】

・マルちゃんのミニワンタン(醤油味):1個
・海老:好きなだけ
・グリンピース:好きなだけ
・片栗粉:適量
※すべての分量は目安です。お好みで調整してください。

【作りかた】

1.海老の表面に片栗粉をまとわせ、薄く油をひいたフライパンで焼く。
2.ミニワンタンのカップの内側の線まで水を入れ、フライパンに入れる。
3.粉末スープ、グリンピースも加えて強火でぐつぐつ煮込む。
4.全体に火が通ったら弱火にし、水溶き片栗粉(片栗粉大さじ1:水大さじ1)を加え、ふたたび少し煮込み、全体にとろみがつけば完成。
5.お好みでラー油などを加えても。