関東地方を中心に展開する中華料理チェーン「日高屋」。リーズナブルで美味しいのはもちろん、おつまみやお酒類も豊富で、飲み屋さんとしても使えるとてもありがたい存在です。
僕もよく、「軽く一杯だけ」みたいな感じで利用させてもらうのですが、そんなときに大変重宝するメニューがあるんですよね。それが「三品盛り合わせ」。
なんとこのボリュームで、税込370円。とはいえラーメンやチャーハンほどお腹にたまるものでもなく、お酒のつまみにちょうどいい。
ただ、3品の構成がちょっと変わっていますよね。右から、メンマとキムチはわかるんです。とくれば最後はチャーシューあたりが定番だと思いきや、まさかの「やきとりネギ和え」。ここに日高屋らしさを感じてしまう。
どれも味が濃くてお酒がすすみ、毎回のように頼んでしまうんですが、同時に「この組み合わせって、本当にベストなんだろうか……?」と、なんだか不思議な気持ちになりながら食べているのも事実。
焼鳥、キムチ、メンマという組み合わせ、本当に相性がいいんだろうか? 一度、わーっと全部を合わせた炒めものにして食べてみたら、真実がわかるんじゃないだろうか?
というわけで、作ってみようと思います。
炒めるのがめんどうなら缶詰とあえるだけでも
刻みねぎ少々をのせれば、あっという間に完成。
さてどうなんだ!?
するとこれが、めっちゃくちゃうまい! ぷりぷりの鶏肉に、キムチの甘みや酸味、メンマの旨味や独特の香りが加わって、さらに三者三様の食感もあいまって、絶品と断言するにやぶさかではない一品です。
正直、味が物足りなければ市販の焼鳥のたれを足したバージョンも作ってみようと思っていたんですが、この時点で完成されてますね。そうか、こんなに相性が良かったんだな、この3品。
というわけで、今後何度でも作りたい絶品料理がここに誕生してしまったわけですが、もうひとつ、思いついて買ってきた食材があります。それが、おなじみホテイの「やきとり」缶。
こいつをキムチ、メンマとあえてしまえば、もはやフライパンを使うこともなく、この3品のハーモニーを味わうことができるのでは? という狙いですね。
では作ってみましょう。ボウルなどにそれぞれの材料を同量くらいずつ入れてよくあえ、お皿に盛って刻みねぎをかければ、30秒もかからず、はい完成。
これがですね、もう笑っちゃう話なんですけど、超〜うまいんすよ。
先ほど相性が実証された3品の引き立て合いはもちろんのこと、缶詰独特のレトルト感も薄まって、立派な中華前菜。
ありがとう日高屋! ぜひお試しいただきたい逸品ということで、今回は2品のレシピをご紹介しておきます。
「鶏肉のキムチメンマ炒め」の作りかた(ひとりぶん)
【材料】
・鶏もも肉:適量
・塩:少々
・キムチ:適量
・メンマ:適量
・刻みねぎ:適量
※すべての分量は目安です。お好みで調整してください。
【作りかた】
1.カットした鶏もも肉塩少々をふり、油をひいたフライパンで炒める
2.およそ火が通ったらキムチ、メンマを加え炒め合わせる
3.仕上げに刻みねぎをのせる
「焼鳥缶のキムチメンマあえ」の作りかた(ひとりぶん)
【材料】
・焼鳥缶詰(味はお好みで):1個
・キムチ:適量
・メンマ:適量
・刻みねぎ:適量
※すべての分量は目安です。お好みで調整してください。
【作りかた】
1.焼鳥、キムチ、メンマをあえ、刻みねぎをのせる
2.ごま油、ラー油などをお好みでたらしても